悩ましい買い物 | みつはしちかこオフィシャルブログ「小さな恋のダイアリー」Powered by Ameba

 

このマンションの隣りにコンビニがあった。それが潰れて、しばらく幕張り状態が続いた。

この間までひんぱんに利用していたコンビニがなくなると、不便というか急に心もとない気持ちになるのだった。
暗くて空っぽな、がらんとした店舗の前を通るのは切なかった。なるべく見ないように通り過ぎていたけれど、回り道すれば見ないでマンションに入れるので、回り道をして帰るようになった。

今度はどんな店が現れるのだろう。美容院?歯医者?雑貨屋?薬局?レストラン?
どれも合わない。やっぱりコンビニであってほしい。

しばらく無人だった店舗に、スーパーとコンビニの中間のような、「まいばすけっと」という店が現れた。
コンビニか?スーパーか?
私はどっちでもいいのだ。ともかく明るい店が開店した。ほっ。

以前のコンビニでは、牛乳かビールしか買っていなかった。そうそう、お客が来た時は麦茶の大ボトルを買いに走ったっけ。

コンビニがあるということは心強い。心強いのに、実際にはほとんどここで買い物をしなかったことは、申し訳なかったと思う。
今度はなるべくここで買おう、と心して、開店後しばらく、せっせとまいばすけっとに通った。閉店になりませんように、と。

ところがしばらくたつと、以前通り、ほとんどの買い物が駅近くのデパ地下の大きなスーパーに戻ってしまった。
スーパーのほうが安い、品揃えが豊富、ということもあるけれど、広くて動き回りやすい、ということもあるのかな?

買い物帰りにまいばすけっとの前に来ると、罪深い気持ちになって、別のスーパーの袋を下げたまま入り、安くておいしいトマトやナス、牛乳やビールを買って帰る。帰るといってもすぐ隣りだから、荷物が増えてもなんということはないのよ。
微力でも、この店が潰れないようにせっせと買い物をしなければ、とポイントカードを出すたびに思う。ありがたや。