先週はやっ君との会談をして、お互いに社会人編第1部の終了と第2部の開幕を確認いたしました。
まず第1部としては、「インクルーシブ」というのが一つのキーワードであったと思います。
4年前の教育実習の準備でよく教育論争をしました。
その頃からこのキーワードでよく議論をしたものです。
「うつのない社会」の実現には、インクルーシブが必要である。
早い段階から違うものとの交流をすることや、画一的な評価ではなく個別的な評価による個性の発達などが、教育の段階から必要であるというのが彼の持論でした。
この3年間で「インクルーシブ」については、一つの手段ではある、というのが結論です。
重要なことは、これだけではないという気づきです。
3年前は「この道しかない」という意識でした。
まさにインクルーシブの伝道師でした。
それでもインクルーシブにも限界はあるということ、また本当に自分がやりたいことなのか?という問いにぶつかるわけです。
特に後者は大きなことだと思います。
「目的」と「手段」の逆転というのは、怖いくらいによくあることです。
人間は目的意識を失って年月だけに身を任せていると、最初は野良猫でいたずらしていた猫すらも崇拝してしまうっていう寓話がるように、本当に目指していたことを忘れてしまうわけです。
日本の社会系ドラマでもありますよね。
組織上層部などに「あんたの原点は何だ?」とか説教するシーン。
私のドラマ論の持論は、フィクションとして成立するには現実感はあるが、現実にはそのことが実現されていないことであると思っています。
つまり誰しも仕事の原点は熱い想いがあるけれども、長い年月を経て、ただ組織の歯車になってしまうっていうのが現実なわけです。そしてかつ本当の目的のためにできることはカッコいいとも共有されている。でもドラマとは違うのは、その原点に立ち返って戦う主人公も、上層部も現実にはいないからドラマになるわけですね。
話が横道に逸れましたが、やっ君の理念は、インクルではなく「うつのない社会」でした。
そういう意味では、インクルが本当にやりたいことなのか?というのは当然の問いでした。
またインクルっていうのは、言葉が目指す理念ほどに良いことかというと、無茶もあります。
多様性は大切なことであると思っています。またその違いを認め合うことや、違うことをもって不当な取り扱いをすることは絶対によくないことです。
しかし無理に一緒になる必要はないし、どうして国が違うのか?っ言えばそれはみんな違うからです。
本当に心から理解し合えるって思うなら世界は一つの国になれちゃうはずです。
私は多様性とインクルって割と無茶な概念の組み合わせであると思っています。
多様性があることを認めるならば、確かに違うものを尊重し合うことは重要であるけど、一緒になる必要はあるの?っていうことです。インクルが尊重し合う手段なのだと言えばそうなのですが、あくまで手段の一つがパワーワード化していないか?とも思います。
あるシンポジウムでこんなこと言っている人がいたそうです。
「今の日本は、ノンインクルーシブ・ダイバシティです。」
要するに、多様性は認めるけど、私たちとは別のところで。
これが問題であると思う人もいるでしょう。
でも私は多様性が担保されているならば、それはそれで良いことであるとも思っています。
無理に一つになる必要はないっていうのも一つの考えとしてあっても良いとは思っています。
やっ君とは他にもインクルについては議論をしましたが、とにかくインクルだけにこだわることもないってことで、第1部が終了しました。
では、次の第2部のキーワードは「人の覚醒」とのことです。
鬱にならないためにはインクルだったわけですが、それだけではない。
この3年間ビジネスの世界にいて、やっぱり強い人は「理念がある」っていうことでした。
「俺はこれをするために働いているんだ」という使命感ですね。
その使命感に気づくことを「覚醒」とやっ君はよんでいました。
今では平社員どころか、社長を支える上層部のやっ君は当然に若手社員など多くの部下を持っていますが、ある人が、仕事上のやりとりの中で「いや、俺がやりたいことはこれっすわ。」という覚醒した瞬間にやっ君はいたそうです。
そのあとの働きぶりや目つきは、強さを感じたそうです。
人を覚醒させることが、うつのない社会を作れるかもしれない。
それこそが第2部のテーマになりそうです。
鹿児島旅行後から、使命感を持った人間はかっこいい!とやや右傾化した我々ですが、その観点からも「使命感を持った人にする」という「人を覚醒させる」ことにやっ君は活路を見出しました。
あの鹿児島旅行がここにつながるのか!って感じでした(笑)
でも人生は運命的なものもあって自分ではコントロールできないこともたくさんあります。
むしろその運命をより主体的かつ積極的に受け入れて突き進むことも、一つの生き方です。
使命感持った人間のよさに気づいた鹿児島旅行があったからこそ「人の覚醒」という第2部のキーワードを見つけることができたと思うと、やっぱり運命の力はすごいものです。
私も第2部、より一層の執筆活動に勤しみたいと思っています。
とは言っても最近はちょっと文章作成にアイディアが浮かばないスランプなので、ちょっと旅とか、全然会っていなかった人に会って話すでもしてみようかなって思います(笑)
まずはスランプ脱却。(当面の課題です)
それではまた。
God bless you.