幸せだなと

静かに思う気持ちと

不安で寂しくて孤独で

心が空虚な気持ちで一杯になる

それが私の中で交互に訪れます。


頭で考えて幸せを感じ

心は正直に空虚感を訴える。




今日もまた
毛のない狸ちゃんがいました。
何匹目だろう?
みんなそれぞれ
違う子のようです。

この子は
ちょっと体調しんどそうでした。
逃げない時点で
相当しんどいのだということが
分かります。

私はこういう
弱って死にそうな生き物を見ると
まるで自分自身を見ているようで
いてもたっても
いられなくなります。

衰弱する狸の中に
自分自身の姿を見る

カラスのカー君も 
車通りの多い車道にうずくまって
死と隣り合わせだった
私はカー君の中にも
自分自身の姿を見て

自分がいつも死にそうだから
どこからともなく現れて
パッと助けてくれる存在がいたら
どんなにか幸せだろうと
思うからなのかもしれない

皮膚病の狸に触ると
自分にも皮膚病が伝染るとか
そんなことはどうでもよくなる

カラスも
未知の菌を持っているから不潔
そんなことは微塵も考えなかった
口移しで食べさせて
私はすごく幸せだった。

自分が皮膚病の狸だったら
病原菌の塊として
不潔な存在として
避けられるのは嫌だ

具合の悪い狸ちゃん
私もあなたと同じ。

W君は
カー君のことも
狸ちゃん達のことも
助けるな放っておけと言っていた

どうして?と聞くと
面倒だからと。

W君はなんだかんだで
最低限の愛情は
受け取ってこれたのかもね
私ほどは心が
ボロボロになっていないみたい

良かったね
私よりは多少
まともそうで。