今日も警察によって死亡した黒人男性の記事です。亡くなったのはダニエル・プルードさん。彼は5人の子供の父親で、シカゴで働いていました。今回事件の現場となったニューヨークにはロチェスターに住むお兄さんにもとを訪れていた時に発生したそうです。
今回死亡したダニエルさんは精神疾患があったようです。状態が不安定となり、深夜に家を飛び出してしまったため、お兄さんのジョーさんが警察を呼びます。そして、そこで記事に書いてある事件が起こりました。
今回の扱いはとっても難しいと思います。精神疾患があり、幻覚剤の影響も出ていた男性に対して、警察はどのような行動をとれば良いか、とても難しいです。お兄さんのジョーは「警察なんか呼ばなければよかった。救急車を呼ぶべきだった。」と語っています。
この事件、お気づきかと思いますが、ジョージ・フロイドさんの死亡より前に発生しています。なぜこんなにマスコミに取り上げられるまで時間がかかったかというと、警官のボディカメラ映像を情報公開請求で遺族が公開させるまで時間がかかった(具体的には9月2日)からです。そして、警官らが停職となったのが9月3日。そこは、すごくスピーディーなんですね。。。色々と考えさせられる事件ですが、今日も拙い日本語訳となりますが、宜しくお願いします。
市長は、ニューヨークのロチェスターの7人の警察官が、今年3月に逮捕され地面に拘束されたのちに死亡した黒人男性の事件において、停職処分となったと発表した。
今週木曜日の記者会見にて、ロチェスター市長であるラブリー・ウォーレン市長は「プルード氏(ダニエル氏)は私たちの街で命を落としました。警察官の行動によって命を落としました。」と語った。
この停職処分は、プルード氏の家族の弁護士が警察が身につけるボディーカメラのビデオを公開した翌日に行われ、映像には警察官がプルード氏の頭を「Spit Sock(日本であまり見かけませんが、飛沫防止の袋)」で覆い、彼が呼吸をやめるまでうつ伏せの姿勢で地面に押し付けていた。
ウォーレン市長は、停職処分となった警官の何人かはボディカメラの映像にも登場しており、他の数人は「そこで起こっている事態を止める義務があった。」と語った。 今回停職処分となった彼らは「評議会の助言に反して」賃金が支払われている状態で停職処分となっていると市長は説明した。
CNNは、今回の停職処分についてコメントを求め、市の警察官らを代表する組合であるロチェスター警察ローカストクラブに連絡を取った。ウォーレン市長によると、ボディカメラの映像を初めてみたのは約1か月近く前だった。
市長は、3月23日の事件の前とその最中に、プルード氏は多くの警察官によって間違った扱いを受けたと述べた。 もし彼が白人だったら彼は違った扱いを受けただろうと市長は語った。
「制度的・構造的人種差別がダニエル・プルード氏の死につながった。私はそれを否定しない。私はこの事実の前に立ち、正義を求める。」とウォーレン市長は語った。
プルード氏の娘タシャラ・プルード氏は、警察官らの解雇を求めており、父親の死を理由に彼らが起訴されることを望んでいる。
「彼らは逮捕され、殺人犯として裁判にかけられるべきだ。」とタシャラ・プルード氏は今週木曜日にCNNのエリカ・ヒルキャスターに語った。
家族は今週水曜日の記者会見で、事件の当日である3月23日、彼の兄ジョー氏が助けを求めてロチェスター警察に電話したとき、41歳のプルード氏はメンタルヘルスの問題を抱えていた。
弁護士が提供したビデオには、雪に覆われた濡れた通りの真ん中で、裸のプルード氏に対し、警官を手錠をかけ、頭にSpit Sockを被せているところが示されている。
数分後、EMTが到着し、胸骨圧迫を開始しているところが、ビデオに示されている。 その後、担架に乗せられ救急車で搬送された。
プルード氏が病院に到着したとき、彼はすでに脳死していたと彼の兄弟は語った。 彼はその一週間後に亡くなっている。
弁護士が家族のために入手した剖検報告書の写しによれば、彼の死はモンロー郡の医療検査官によって殺人と判断されている。 この報告には、身体拘束下における窒息による合併症を死因とすると記述されていた。 報告書はまた、死因として、興奮性せん妄と急性PCP(幻覚剤フェンサイクリじん)中毒を挙げていた。
関与した警察官らは当初は停職処分を受けておらず、懲戒処分も受けていない。ロチェスターの警察官を代表する組合は、CNNへの声明で、今回の事件について「懸念」があり、より多くの情報を収集するよう努めていると述べた。
ジョー・プルード氏は今週水曜日の記者会見で、警察が無防備な黒人男性を殺害し、彼の兄弟の死を「冷血殺人」と呼んだと語った。プルード氏の家族弁護士の1人であるエリオット・シールド氏は、弁護士は今回の不法な死に対して訴訟を起こす準備段階にあると語った。
家族は、ジョージフロイド氏が同様の状況で死亡する2か月前の今年3月のこの事件を、黒人に対する警察の暴力に反対する動きに結びつけている。
「こんなことをやめる必要があることを社会に理解させるために、あとどれぐらい多くの兄弟たちが死ぬことになるのか。」とジョー・プルード氏は語った。 「私は自分が感じている痛みや、私の家族が経験していることすべてをあなたたちと共有することさえできない。」
彼の死はまた、精神疾患を患っている最中に警察がどう対処すべきかについての質問を投げかける。多くの場合、警察は不規則に行動する人物の報告に対して、最初に対応し、時折、警察の戦術や力を用いて対処している。たとえば、ワシントンポストのデータベースによると、2015年以降の警官による銃撃の割合を見ると、警察によって射殺された約22%が精神疾患の兆候を報告されていたことが示されている。
家族の記者会見の後、抗議者たちはロチェスターのダウンタウンにある公共安全ビルの外に集まっていた、とCNNの系列会社WHAMは語った。
ブラック・ライブズ・マターのグループ、フリー・ザ・ピープル・ロックのグループの主催者らは、事件に関与したとされる3人の警官らを名指しした。 CNNはこれら警官らの身元確認に取り組んでいるものの、現時点ではできていない。
家族は、警官らを解雇して逮捕するよう求めている。
プルード氏の家族の弁護士は、複数の警官のボディカメラを編集した編集済みビデオをCNNに提供した。彼らはまた、事件を説明するいくつかの警察文書を提供している。
事件はジョー・プルード氏と他の何人かの人々が警察を呼んだ後に始まっている。 ジョー・プルード氏は警察に、ダニエル氏はその日自殺すると騒いでおり、警察により精神衛生逮捕(MHA)で拘留されたと語った。
さらに、別の目撃者はFacebookのライブビデオを撮っており、通りでダニエル氏が服を脱ぎ排便している様子が捉えられていた。 CNNに提出された書類によると、牽引トラックの運転手は警察に電話をし、血まみれの裸の男が施錠された車のドアを開蹴ようとしていると通報されていた。
ビデオは午前3時16分に始まり、小雪が降ると濡れた路上でダニエル氏は裸になっていた。
警官がパトカーから出て、ダニエル氏に近づき、テイザー銃を向けながら地面に伏せるように6回要求している。ダニエル氏は従い、手を背中の後ろに置くように求められ
、ダニエル氏はすぐに対応した。その後、ダニエル氏が「はい、サー」と何度か言った後、警官は彼に手錠をかけている。
他の何人かの警官らが現場に到着し、そのうちの1人はダニエル氏を名前で識別していた。
手錠をかけられている間、ダニエル氏は「イエス・キリストの中で私は祈る、アーメン。」というフレーズを繰り返す。ダニエル氏はまた、飛行機でお金を稼ぐことについてさまざまな発言をしたのち、警官の銃を求め、警官らに彼から離れるように求めた。彼は自分はコロナウイルスを持っていると叫び、警官らの方向に唾を吐いた。
このインシデントが始まってから3分後、ある警官がダニエル氏の頭の上にSpit Sock(唾を吐いたり噛んだりしないように設計されている)を被せた。
ダニエル氏は午前3時20分頃、立ち上がろうとしているように見え、3人の警官らが彼を拘束して地面に固定するために移動した。警官によると、ダニエル氏は唾を吐き、嘔吐しているようだったと述べた。拘束から3分10秒後、一人の警官は「吐き始めたが、今では胸骨圧迫もないようだ。」と述べている。
警官らはEMTに助けを求めるために連絡を取り、ダニエル氏を転がして胸部圧迫を行うように指示を受け、その通りに警官らは行った。
ダニエル氏は無反応のように見え、最初の警官が現場に到着してから11分後の午前3時27分に救急車で搬送された。
検死報告では、医療関係者によると急性心筋炎と重度の呼吸性酸血症の病歴を引き合いに出している。医療関係者らは、ダニエル氏には動揺と闘争行動の病歴だけでなく、自殺念慮と聴覚幻覚と妄想の病歴も持っていると述べた。
プルードの家族弁護士から提供された内部文書によると、映像を確認し、警官や救急隊員とのインタビューを行った警察の捜査官は、警官らの不正行為を潔白だとした。
「調査に基づいて、ダニエル氏に対処するときに示された警官らの行動は適切であり、彼らの受けてきた訓練と一致しているようだ。」と警察内部の報告書は述べた。
ニューヨークの司法長官レティシア・ジェームズ氏は4月16日にこの事件の調査を開始している。
「プルード家族とロチェスターの大コミュニティは答えを待っている。私たちは24時間体制で答えを提供するために努力し続ける。」とジェームズ司法長官は声明で述べた。
ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ知事は、今週木曜日、「深く憂慮すべき」とし、ダニエル・プルード氏のビデオについて言及し、「できるだけ迅速に結論を下すこと」を求めた。