こんにちは。
樋口智香子です。
荷物の多かった日、メインのバッグと、サブバッグを持っていました。
電車の座席、すいていて、ポツポツとしか人が座っていなかったので
メインのバッグはひざの上、サブバッグはひざの横に置いていたのです。
しかし、次の駅で、人がたくさん乗ってきました。
そこで、サブバッグをひざの上に乗せなくちゃと思っていたさなか、わたしの隣に座ろうとして、ご年配の女性が近づいてきました。
そして、ひとこと。
「それ、どかしてもらえます?」
…うんうん、
そもそも、わたしがよくない。
座席は、荷物を置くところではないものね。
けど、もっと違う言い方、ないでしょうか。
例えば、わたしが同じ状況だったら
「失礼します」
って言いながら、会釈をするかな。
それでたぶん、荷物の置かれた席を空けてほしいということ、伝わると思うのです。
「それ、どかして」って…
さーせん、なんとなく、いやな気持ちになりました。
乱暴な言い方に、軽く心を、乱されました。
でもね、たぶん、きっと。
生意気なことを言わせてもらうなら、このおばちゃんは「言い方」を知らないのだと思う。
自分がしてほしいことを、穏便に伝える、言い方を。
言葉・言い方って、本当に大切。
同じことを伝えるのでも、全然、ニュアンスが変わってしまうから。
わたしは、言葉に敏感なところがあって、言い方の荒い人は、にがてです。
わたし自身も、無意識に、人を不快にさせるようなことを言っているかもしれないので、
自戒をこめてのことですが、
お預かりした研修では、言葉の大切さを、伝えてゆきたいです。
同じ意味のことを伝えるのでも、言い方ひとつで、伝わり方が全く変わるのだということを。
本日も、お読みいただきありがとうございました