チックの啓蒙活動2 | 発達障害と先天性真珠腫と共に生きる息子と母

発達障害と先天性真珠腫と共に生きる息子と母

息子が5歳の時に左耳に先天性真珠がみつかりました。
そしてチックの症状も出ていました。

同じような症状、病気を持つ方への情報提供として、
また私自身のメモとして、
これらの症状と共に生きていく息子を持つ母の記録を綴ります。

チックについて
息子と関わる人への
理解と協力を得ようと
下記のようにまとめました。


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チック症(トゥレット症候群)について



【チックとは】
脳神経の異常により、意識していないのに体が動いたり声がでて、自分ではどうしようもない症状こと。
発達障害に類する脳機能障害とされている(発達障害支援法)。
子どもに多く5~10人に1人が経験するとも言われています。



【チックの症状】
運動チック・・・まばたきを繰り返す、白目をする、横目をする、肩をすくめる人のものを触る、ジャンプする、においをかぐ等


音声チック・・・咳払いをする、「アッアッ」と声を出す、ほえる、汚い言葉を発する(死ね、殺す)、他人の言った言葉を繰り返す、自分の話した単語を繰り返す等


→太字で書いているものが現在出ている症状です。

これ以外の症状が出た場合、すぐに連絡してください。



*チックは心因性ではありませんが、周囲の状況やそれに関連するこことの状態によって変動することがしばしばあります。


*①緊張が増加していくとき、②強い緊張がとけたとき、③楽しいことで気持ちが高ぶったとき、④疲労しているとき、に症状がよくでます。



【注意点】
・「きちんとしなさい」「肩があがってる」「やめなさい」などと絶対に言わないでください
→チックは意図的に行っているものではないのでやめさせようと叱ることは、症状を意識させて悪化させてしまいます


・チックが激しいときは心労がたまっているというサインの場合が多いです
→「大丈夫?」「心配ないよ」などと声をかけるだけでこころが落ち着くこともあります。


本人には「チック」とは言わず、「クセ」だと言っています。

現在はチック症と上手に付き合って行けるよう不安や緊張を和らげる環境を作ることで症状の軽減を目指していますが、発達障害を併発する場合も多々ありますので、接し方にご注意くださいますよう協力をお願いいたします。

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これを夫や祖父母、保育園の先生に
配るためプリントアウトしました。



また子供に「大丈夫だよ」と
声をかけるといいと本に書いてあり、
息子とこういう会話をしました。


私 「肩をあげるの知っとるよね」
息子「うん」
私 「あれはクセだから心配せんいんよ」
息子 「クセって?勝手に動いてしまうこと?」
私 「そう!勝手に動いちゃうこと。じゃけしょうがないし、大丈夫よ!」
息子 「そっかー」


この日、夜寝る前に出ていた咳払いが
出ませんでした。

この後も咳払いが
出る日も出ない日もありましたが、
少しは気持ちを楽にしてあげられたかな?
そうだといいですが。。。