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この占いバーは
2人の占いバーテンダーさん達が順番に見てくれる。
1人目のバーテンダーさんは姓名判断など。
2人目のバーテンダーさんは手相。

お酒も入っていたのもあり、大盛り上がりな私とエス子。

エス子と私は、彼氏のコトや子ども達のコトなど、お互いに興味津々で占いを聞く。

1人目の姓名判断バーテンダーさんは面白く冗談を交えながら、占ってくれる。
2人目の手相バーテンダーさんは、エス子の酔っ払いの絡みもテキトーにあしらいながら、余計な話などなく、淡々と手相を見てくれる。

そして真剣に聞いてしまうほど、よく当たっている。

そんな私の占いの最中にエス子は手相バーテンダーに言った
『この子、不幸の手相出てない?可哀想な子なのよ』

手相バーテンダーは
『そんな手相ありませんよ』
とサラッと答える。

エス子は、そんな軽くあしらった手相バーテンダーに食い付く。
『占い師なのに分かんないの?こんな不幸な子、見たこと無いでしょ。すごい不幸なんだから』とナニを根拠に私を不幸と言っているのか分からないが
酔っ払いが絡んでいるとしか思えないような酒癖の悪さショック💦。

手相バーテンダーは私に聞いてきた。
『不幸なんですか?自分は不幸だと思っていますか?』

私は『波瀾万丈かもしれませんが不幸だと思ったコトは無いですね💦周りから見たら不幸に見えるんでしょうかね』と苦笑い😅

手相バーテンダーも負けずにエス子に言う。
『不幸かどうかを決めるのは本人です。他人が決めるコトでは有りません』

エス子もヒートアップして反論する。
『隣人トラブルとか病気になったり家で訴えられたり、こんな可哀想な子、普通居ないでしょ。どう見ても不幸の星の元に生まれてるでしょ』

どうしても私を『不幸』だと言わせたいエス子に対して、手相バーテンダーは
『彼女(私)が不幸かどうかでは無く、彼女(私)が不幸であって欲しいんでしょ?』
と言った。

エス子は恐らく図星だったのだと思う。

『僕も(手相バーテンダー)彼女自身(私)も誰も、彼女の人生が不幸だと思ってませんよ。
あたな(エス子)の言う不幸は、あなたの願望ですよね』

動揺するエス子は
『は?ナニこの人、全然面白くない。なんか気分わる〜』と歯切れの悪い文句を言い始める。

そして手相バーテンダーは最後に
『あなたの友達は友達では無さそうですね』
と私に言った。

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