私、現在44歳のシングルです。
子育て・仕事・恋愛と
忙しく楽しい日々を送ってます

長女23歳・よっちゃん(よしこ)
次女22歳・のんちゃん(のりこ)
長男19歳・みーくん(こみや)
次男17歳(高校3年生)じんちゃん(じんと)
三男14歳(中学3年生)かなくん(かなた)

子だくさんでトラブル多めな
私の日常をお届けします
ウインク

  

【私の恐怖体験シリーズ】は

子ども達が幼かった頃に体験した
実話の不思議体験をお届けしています。

  

前回の内容はこちら上矢印上矢印上矢印
《前回の続き》
  
21:30頃
消灯時間までに夜食や飲み物を買っておこうと4階の小児病棟から1階のコンビニまでエレベーターで降りた。
 
大きな病院のため東1や東2や西など
何ヶ所もエレベーターがある。
  
慣れていないと迷いそうな病棟。
  
しかし入院中、何度もコンビニに行ったりで使用していたので
どのエレベーターやルートで行くか、私は慣れていた。
  
そして、いつも使うエレベーターを使用して私は降りた。
  
外来時間はとっくに終わり、面会時間も終わっているため
この時間にウロウロするのは、我が家と同じように入院している子どもの保護者か、術後当日などの許された付添、もしくは大人の入院患者。
そのため、この時間はコンビニに辿り着くまで、ほとんど誰にも合わない。
  
エレベーターが止まり扉が開いた。
「あれ?いつもと違う」
と思いながら、なぜか私はエレベーターを降りた。
私の性格上、警戒心が強く、いつもと違う知らない場所に向かって行くとは考えにくいのに、
「どこココ?」と警戒しながらも何故か真っ暗な廊下を歩き始めた。
  
「え…やだ、怖い。ナニ」と先に行かないように止めようとする自分と、ナニかが気になって進もうとする自分がいた。
  
誰も居ない人気の無い、非常灯しか着いていない病院内を歩いた。
  
方向音痴のため、いつもなら新しい道や知らない道には行かない私。
 
「何処なの?」と思いながら、どんどん先に進んで行く。
  
廊下を曲がって辿り着いた扉の前で、開けようと扉に手をかけて、ふと上を見上げた。
  
扉の上に部屋の名前が書いてある
『霊安室』
  
私は『えっ?』と手を止めた。
なんで?ナニがどうなってるのか分からず、後退りをしながら、その扉から離れた。
   
怖くなって来た道を早歩きで戻る。
エレベーター降りてすぐの道を真っ直ぐ歩いた。
『霊安室』に辿り着くまで、一度も道を曲がった覚えは無い。
   
ひたすら早歩きしながらエレベーターを探した。
『あれ?エレベーターはどこ?こんなに歩いたっけ?』と思いながらも戻る勇気は無い。
  
『ここだった』と思い分岐の廊下を曲がった。
 
すると目の前にはまた『霊安室』がある。
 
『なんで?戻ってきた?いや戻ってなんか無い。なんで?』
怖くて走った。
また来た廊下を真っ直ぐ戻った。
  
しかし私は3回目の『霊安室』についた。
  
恐怖で体が震え、足がガクガクしている。
私は携帯電話を手に持っていたコトを思い出した。
母か姉か、誰かに電話して助けてもらおうと震えながら電話をかけた。
 
繋がらない…コールがならない。
  
よく見ると『圏外』になっている。
  
どうやら私は地下に降りてきているようだった。
  
地下はレントゲン室などがあり、ほぼ関係者しか行くコトの無い階なので、携帯電話が繋がらない階だったのを思い出した。
  
本気でマズイと思い出した私は、震える声で『誰か…誰かいませんか』と暗い病棟で助けを求める。
  
足音も人の気配も一切ない。
  
戻るコトも進むコトも出来ず、私は1人で震えていた。
           《次へ続く》

  

  

 

我が家の怖い話・第一弾

【私の恐怖体験〜長女が心配していた女性〜】は、こちら上矢印上矢印上矢印

  

我が家の怖い話・第二弾

【私の恐怖体験〜次女だけに聞こえる〜】は、こちら上矢印上矢印上矢印

   

我が家の怖い話・第三弾

【私の恐怖体験〜次女、虫のしらせ〜】は、こちら上矢印上矢印上矢印

  

我が家の怖い話・第四弾

【私の恐怖体験〜冷蔵庫前のおじぃちゃん〜】は、こちら上矢印上矢印上矢印


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