「キャンバス」
第15話<開かれた扉、新たな世界>
※葵目線
翌日―
朝の支度をする。
少し早めに起きれたからまだ余裕がある。
何度かカバンの中を確認し、忘れ物がないかを確認する。
7:30になると美琴が迎えにきてくれて、一緒に駅まで行く。
電車に乗って学校の最寄駅で降りると、そこには藤崎、あともう一人と、女子高校生も居た。
真実:「私の事は知ってるよねw前、席が私の後ろだったでしょう?」
「あっ、うん・・・久しぶり・・・」
そこからみんなが自己紹介し始めた。
夢:「私は夢!クラス違うけど、よろしくw」
葵:「よろしく・・・」
一輝:「俺はこの前言ったけど、藤崎一輝。まぁよろしく。」
努:「僕は杉原努。仲良くしようね。」
葵:「うん、みんなありがとう・・・」
正直少し戸惑った。
久しぶりに[友達]と話した。
一輝:「俺たちはこれからみんな、親友だ!
何かあったらお互い助け合う・・・そんな仲になろう!」
みんなはうなずき、歩き始めた。
心の閉ざされていた扉が一気に開けた。
そして、助けの手が差し伸べられた。
そこに向かって歩んでいく。
俺の学生生活はまだ・・・
色々あったけど、これからもっと色々あると思う。
それが全て俺となって出来上がっていく。
最後に俺の画用紙にはどんな絵が出来あがるだろう・・・
多分今までは暗い色が多かったけど、これからどんどん明るい絵の具で俺の絵を完成させていく・・・心の絵を・・・
学校までの道のりは俺がいない間の事をみんなが楽しく教えてくれた。
そして、教室を開けた途端、また心の中に新たな世界が生まれたような気がした。
続く・・・