算数のデイリーチェックで
毎回ケアレスミスをして満点を逃す息子。
夏期講習中にα落ちしてから、
デイリーチェックの難易度は
H(High)→M(Middle)になり、
「かんたんすぎる~」
なんて生意気なことを言っていたくせに、
一度も満点を取ったことがない。
夏期講習中、日々のデイリーチェック含め
授業内テストで席順が決まり、
そのクラスで一番いい成績(前の席)をキープすると
αに戻れるんだけど、
結局いいところまで行くんだけどαには戻れていない。
毎日毎日、
いやあ、ここは凡ミスなんだよ。
計算間違えちゃってさあ~
言い訳ばかりの息子に
プチ
と切れてしまった私。
「毎日毎日言い訳ばかり!
凡ミスなんて無い!
ミスはミス。
そのミスが合否を分けるんだよ。
ミスすることが当たり前になっちゃいけないでしょ!
へらへら笑ってないで気合入れてヤレ!」
とかなり強く言ってしまった。
言っていることは自分でも正論だと思ってるんだけど、
かなり感情的な言い方をしてしまって、
言ってからまずい・・・と思ったんだけど、後の祭り。
息子は目に涙をいっぱい溜めて
「ヘラヘラなんてしてない!
オレだってミスしたくてしてるんじゃない!」
とブチ切れ。
私は私で引くに引けず、
「そんなことわかってる!
ミスしようと思ってする人なんていない!
「ミスしないための努力が足りないし、気持ちの持ち方が甘い!って言ってんの」
「勉強は楽しいから受験だってしたいと思うのに、
そんな言われ方したら楽しくなくなっちゃうじゃん!」
「楽しく勉強できるのはいいことだよ!でも、受験って楽しいだけじゃないでしょ!」
「絶対ミスできない、って緊張感は必要じゃないの!?」
「ミスして悔しいと思えないんだったら受験なんかやめちゃいなさい!!」
と応戦。
売り言葉に買い言葉で、ますますヒートアップ。
最終的に息子は黙ってしまい、
きまず~い雰囲気で夕食をササっと食べると、
口もきかずに勉強机に向かう息子。
娘も旦那も私たちの険悪な空気を察してか、
食事を終えたらさっさといなくなり、
リビングには息子と私だけ。
しばらくは私も頭に血が上っていて、
イライラが収まらなかったのだけれど、
落ち着いてくると、なんであんな風に言ってしまったのかと
後悔でいっぱいになる。
ここんとこ体調が悪くて、
そもそもイライラしやすかったんだけど、
あまりにも呑気な息子に、そのイライラを爆発させてしまった感じ。
息子はいつも楽しそうに勉強している。
それは、とても良いことだと思う。
けれど、緊張感が無いように見えることがずーっと気がかりだった。
夏休みに入り、周りの子たちの目の色も変わってきてる。
このままじゃまずい、とか、こう、もっと必死に
がむしゃらに頑張る姿勢を見せてほしいと、物足りなく思ってた部分があった。
でも、せっかく「楽しい」と思って勉強しているのに、
私が嫌な言い方をしたことで、
勉強が「楽しくない」ってなってしまったら
元も子も無いのにね・・・。
と、しばらく悶悶としていると、
~~~♪ ~~~♪
息子の鼻歌が聞こえてきた。
息子が鼻歌を歌っているときは
勉強が乗ってきたとき。
どうやら楽しく勉強しているらしい。
ちょっとほっとする。
しばらく様子をうかがっていると、
少し無言になり。
「そっか、そっか」
と独り言。
また、
~~~♪ ~~~♪
鼻歌。
何やら楽しそう。
そして机に向かうこと3時間。
息子、すっきりした顔で、
何事もなかったように私のところにやってきて
「お母さ~ん、今日は理科を極めたよ。」
機嫌よくそう言うではないか。
あんたのそのメンタル、脱帽だわ・・・。
悶悶としてた私は脱力。
そして、思わず
「 あんたはすごいね・・・ 」
「 強いね。 お母さん言いすぎたのにね、ごめんね。」
と謝っていた。
そしたら息子、ニヤリと笑って、
「お母さん、イライラしてたの知ってたからさ。」
「感情的になっているときは俺が受け止めてあげなきゃかわいそうじゃん!」
だって。
なんて生意気な・・・。
でも思わず涙がこぼれたよ。
「ありがとね」
息子にそう言って、握手で仲直り。
いつの間にそんなことが言える大人になってたんだろうね。
それに比べて、私は熱くなりすぎて、何やってんだか。
息子の受験なのに・・・。
と反省させられた夜でした。
でも、仲直りできてよかった。