脳裏を掠める…自閉症 | チビのハルくん、自閉っ子。

チビのハルくん、自閉っ子。

知的障害を伴う自閉症児ハルくん。問題行動山積みだけど可愛い笑顔はママの宝物!

チビハルはコハナの真似をして、
指しゃぶりをしたり、よだれを垂らしたり、様々なものを口に入れたりするようになった。

【下の子が産まれると、赤ちゃん返りなのか発達の後退なのか見分けがつかず、障害の気付きが遅れる】

かく言う私も、チビハルの出す信号を危うくスルーしかねなかった。

上記した「赤ちゃん返り」現象と、
下記する「折れ線型自閉症」現象が、重なって出現してきたからだ。


●チビハルからは、ようやく出始めた言葉が全て消えた。
●以前はこちらの言っていることを理解しているように感じていたが、そこにも疑問を感じるようになった。
●自己刺激行動はますます増え、一日中叫んでいたりクルクル回っていたりする。
●ミニカーや輪ゴムを一列に並べ、僅かなズレも見逃さず修正した。
●絵本を眺めているので読んであげようとすると、パタン!と閉じてしまうなど、遊びに介入されるのを嫌がるようになった。
●CDプレーヤーやタイヤなど回るものに延々見入っている。
●襖の開け閉めを飽きる事なく繰り返す。

始めは『変わった事するなぁ、几帳面な子だなぁ』と思っていた。

だが、よく遊ばせていた同い年の子の成長っぷりを見て、胸にどす黒い疑念が沸き起こる…

決定的なのはコミュニケーション力の違いだった。

友人親子のような『人間同士が通じ合っている感じ』『分かり合えている感じ』が…
我が親子には、どこか欠落しているように思えた。

“親子なのに、繋がっていない…”

その互いに一方通行な感覚を、友人親子との違いから意識させられ、不安な面持ちで始めたネット検索だったのだが…

調べれば調べるほど その輪郭を現してくるものは


発達障害…

自閉症…

発達障害…

自閉症…

発達障害…

自閉症…

発達障害……!!!

自閉症…………!!!!!


心臓は早鐘のように高鳴り、
がくがくと震える身体を抑えることも出来ず、背筋に冷たい汗が走る中…

もうこれ以上、検索したくないと思っているのに、静寂に冴えた頭は時間を忘れて次々と先を読み進めてしまい…




結果、完膚無きまで打ちのめされ、茫然自失となった私が、

涙を流す事さえ忘れてしまった目を重たく上げると…


目の前にはお気に入りのおもちゃを持ち、笑顔で私の顔を覗き込むチビハルが立っていたが、

発達障害というフィルターをかけて見ると、そこには自閉症の文字が透けて見え…

背後には…

昨日までとは違う荒涼とした景色が果てなく広がっている…


笑うチビハルが白い人形となり…


全てが静止した瞬間










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