チビのハルくん、自閉っ子。

チビのハルくん、自閉っ子。

知的障害を伴う自閉症児ハルくん。問題行動山積みだけど可愛い笑顔はママの宝物!

【2014年11月27日23:15 3才】


チビハルを幼稚園に送った後は、コハナを公園で遊ばせるのが日課であるが、一歳半を過ぎた最近では、公園風景もチビハルとは様々な面で違いを感じるようになってきた


抱っこひもに入れれば、何時間でもくったりと大人しく入っていられたチビハルと違い、降ろせ!降ろせ!歩かせろ!…とばかりに大暴れのコハナ


興味のあるものを見つければ、加速装置全開でブッ飛んで行き、ママを振り返りもしなかったチビハルと違い、気になるものに向かい走り出してもすぐに振り返り、ママと手を繋いでから再び走り出すコハナ


公園の数あるアトラクションに見向きもせず、指差す方向を見ることもなく、ママの存在も忘れ、ひたすら砂や小石、枯葉の類いにウットリと魅せられていたチビハルと違い、

「ブランコ乗ろうか?」と言えば

「ブランコぬんぬ〜!(乗ると言いたいらしい)」

「滑り台行こうか?」と言えば、

「すべいだい ぬんぬ〜!」

と、ママの指差す方を見て笑顔を見せたり、遊びの手助けや共同作業を要求してくるコハナ


ブランコもママの膝の上でなければ安心出来ず、警戒心の強かったチビハルと違い、一人では乗れないにも関わらず、自分で乗るんだと支えるその手を離せとばかりに、ママの指を引き剥がそうとするコハナ


1歳台の時は公園に行っても僅か数十分で抱っこを要求、帰りたがったチビハルと違い、2時間近く遊ばせても、帰りたがらず激しい抵抗を見せるコハナ


好奇心、自立心など、明らかにコハナの方が強い

強いというより、これが普通なのであろうか…


ママと手を繋ぎ、

「いっちに!いっちに!おさんぽ いっちに!」

そう言いながら腕を振り、元気に歩くコハナを見つめ微笑む


チビハルは1歳9か月まで初語がなかったが、10か月で初語の出たコハナは、1歳すぎてすぐにニ語文を使い出した


言葉の面は安心出来そうな部分でもあるのだが、

コハナにもやはり…気になる特性がある


産後すぐに芽吹いた不安は、赤ちゃんなのに抱っこを嫌がる事であった


抱っこをし身体をくっつけると嫌がり仰け反る

これはまさに自閉っ子赤ちゃんの特性と重なる


少し成長し抱っこを嫌がらなくなっても、抱っこをすると常に私の肩によじ登ろうとする


明らかに抱っこを喜んでいる感はなく、抱っこされる事で高い所へ手が届くのを楽しんでいるようであった


そんなコハナも現在は抱っこ魔であるし、抱きしめたり頬ずりするとキャッキャと喜び、チビハルが抱っこされているのを見ると、すっ飛んできて割り込んだりする

だが、胸の奥にはチカリと薄暗い不安が残っているのは否めない


また、偏食も凄まじい

味覚過敏であるチビハルと、食べ物を目の前に持って来られた時の反応がソックリである


何を持って来られても、まずは挨拶代わりにプイッとする


嫌いなものだったりすると飛び上がらんばかりの激しい仰け反りで、椅子ごと後ろにドターン!とひっくり返るほどの過激リアクション


まるで…

毒虫でも突きつけられたかのように…


そう…

食べられないものは食べ物だと認識出来ない自閉っ子のように…

疑惑を抱かせる反応を見せるのだ


下記はあくまで私が目にした専門書記述のものなので、鵜呑みにはせず参考程度に読み流して欲しいのだが、その本には、発達障害が産まれる確率は0.3%だと書いてあった


だが兄弟姉妹に発達障害がいる場合の発生率、なんと…25%もあるという


実に…4人に1人という高確率である


また定型であっても、障害のある兄弟姉妹と似た特性を持つことが多いという


ただその特性は、生活していく上で支障をきたすレベルにはない…と


コハナはまだ一歳なので何ともいえないが、たとえ何があっても早期に発見し早期に動き出せるよう、成長を注意深く見守ってあげたい


これは障害児と決め付けているのでも、悲観的になっているのでも、子供を信じていない…のでもなく、


コハナのために、いつも出来る限りの事をしてあげたい…という当たり前の姿勢にすぎない


そのためには、不安を抱えている時によく陥りがちな、困難な部分にばかり目が向き、出来ている部分にまでフィルターがかかって見えてしまう…

その魔の手にとらわれぬよう、いつもクリアな自分でいなければ


とはいえ、上記した公園風景以外の面でも、チビハルに比べると俄然 定型色が強いコハナであるが…


定型なら定型で、今度はきょうだい児としての不安が顔を出す

発達障害のチビハルと定型のコハナ…

その2人を残し、いつか先立たねばならない日の事を考えると…

魂を搾り取られるような狂おしいまでの不安に苛まれる


残されたチビハルは1人で生きていけるのか…

コハナへの負担はどれほどになってしまうのか…

考えずにはいられない


チビハルがグループホームなど安心して快活に生きて行ける場所を見つけ、コハナはチビハルの事を、自身を犠牲にしてまで背負い過ぎる事なく、自分の道を輝いて生きて行って欲しい…


その夢に向かって…

私は残りの人生を生きていく


それでも時には考える

たった一つだけ…

魔法が使えたら…


チビハルより

1日だけ長く生きたい


チビハルが人生を、寿命を…

全うした次の日まで…


生きてチビハルを助けコハナを支え、子供達2人を最後まで守り抜きたい

たとえ200歳になろうとも…


たったひとつだけ

魔法が使えたならば…