《はじめに》

 

「2012年の癌」のテーマで当時の自分に起こった記録を書こうと思います。

 

 

 

病名は「卵巣癌と子宮癌」。

ステージは3~4。

2012年の6月下旬に全摘出の手術をしました。

 

今現在、まだ術後の再発はありません。

 

 

このブログを書くに至って、同じ癌になられた方又は症状に疑いや不安を持っておられる方の、一つの何かしらの指針のなればと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

"その時"まで自分が癌だとは思いませんでした。

いや、、、、

本当は思いたく無かっただけだったんだと思います。

 

これだけ変な状態(このテーマの前ブログまで書いてきたすべての状態)が身に起こっても「たぶん何ともない」と自分に言い聞かせてきたんだから......

 

 

 

 

 

 

【昏倒】

 

まず、、、、

家族がこの瞬間に家に居たことに、自分の運の良さを有難く感じます。

もし曜日が違ってたなら夕方までは誰も居なかったのですから.....

 

 

自分の寝所は2階です。

朝普通に目覚めて、階段を今まさに降りようと1歩踏み出した時のことです。

 

階段直前で目の前が急速に真っ暗になってきました。

目眩....いきなりの貧血です。

 

「これは危ない」とその場に座り込み、階段の手すりをシッカリと握りつつとりあえず目眩が治まるのを待つ............

 

 

目をもう一度開くと、うつ伏せの状態で1階の階段下で顔を軽く何度も叩かれながら名前を呼ばれている自分がいました。

 

 

 

どうやら階段を真っすぐ1階まで落ちて行ってたようです。

 

 

階段上で座った直後からの記憶が全くありません。

 

 

 

階段を落ちる際に身体を打ち身や擦り傷が出来てたくらいぶつけているのに、それも記憶にないくらい深く気を失っていたようです。

 

 

とりあえず身を起こし、そのままトイレに用を足しに入り便座に座りました。

 

座った直後の記憶は、また顔を叩かれて名前を呼ばれている記憶です。

 

 

.......また、昏倒してたようです。

 

 

これは非常に由々しき事態です。

 

再びとりあえずダイニングで椅子に座って身体を休めてみようとしたところ、また気が遠くなりかけたので、そのまま崩れるように床に寝転がりました。

 

どうやら身体が半身でも起きた状態だとすぐに貧血になる感じでした。

 

 

そしてその後すぐに病院へと救急搬送されるわけです。。。。

 

 

 

 

 

 

 

癌が進行するとこのような貧血に似た状態になることが自身で分かりました。

 

 

このブログテーマの最初の回に書いたブログの中で、昏倒する数年前の「貧血」の話を書きました。

 

今回の昏倒にはその「貧血」も大きく関わっていたと思われます。

 

 

意識が急に完全に無くなる経験は初めてでした。

良くも悪くも希少な経験です。

 

あんなに急速に目の前が暗闇になり、意識が失うものなのかと.....

 

目の前が暗くなりかける貧血は今までも稀にはありましたが、意識まで持って行かれることはそれまでは全く無かった自分です。

 

 

もし次回も似た症状になりそうになる時があれば、即病院に駆け込んでみる事を誓いました。

 

 

 

家族がその瞬間に居なければ、自分がどうなっていたか分らないです。

 

階段から落ちている瞬間の衝撃も、昏倒してたら気づかないものなのですね........

 

恐ろしいことです。。。。。

 

 

 

ここまで悪化してしまう前に、早めに癌検診を受けることが大切ですね。

 

 

 

 

 

 

 

次のこのテーマのブログは「手術」の時に関連した話を書こうかと思います。