《はじめに》
「2012年の癌」のテーマで当時の自分に起こった記録を書こうと思います。
病名は「卵巣癌と子宮癌」。
ステージは3~4。
2012年の6月下旬に全摘出の手術をしました。
今現在、まだ術後の再発はありません。
このブログを書くに至って、同じ癌になられた方又は症状に疑いや不安を持っておられる方の、一つの何かしらの指針のなればと思っています。
前回のこのテーマのブログで血栓の話に少し触れました。
今回はその血栓の症状等の話をしようかと思います。
【血栓】
血栓とは血管の中に血の塊が出来てしまっていることです。
癌を発症すると血栓を作ることがよくあるそうです。
もちろんその塊が血管のなかで詰まって血の流れを堰き止めたら大変なことになります。。。。。
自分の場合は脳には散らばって行って無かったようですが、太もも、肺、心臓と多々散らばっていたようです。
これも癌で昏倒する1、2ヵ月前くらいから1週間前までの短い期間での話ですが。。。。
とにかく、やけに出歩くのがしんどかったです。
坂や階段の登り時に息切れがとても激しくて辛かったです。
日頃の運動不足と以前よりダラダラとした生活での体重増加せいだとばかり思ってたので、血栓が出来ていた異常状態だとは気づきませんでした。
癌のせいで意識を失い、それから病院にて、、、、、
病室のベッドの上で身体を仰向けから横向きに動かすだけで呼吸困難にまでなってしまっていることで、初めて肺に血栓が回っていることが判明しました。
ここまで呼吸状態が急に悪化したのが病室に来てからだったことは、本当に不幸中でもとてもラッキーなことでした。
肺に血栓ができると多少の運動量でもかなり息切れがします。
更に悪化するとほんの少しの体の体制変える動作でも呼吸困難に陥ります。
心臓にまで血栓が出来ているので院内では完全寝たきりにさせられました。
身体を動かすと血栓まで動いてしまうので、心臓傍の血栓を動かさないために身体を起こすこと自体禁止でした。
ですが肺の血栓が身体を少しでも動かすと呼吸困難に陥ってたので、どのみち動くことができませんでしたが、、、、、
血栓除去方法は手術とか薬剤とか色々な方法があるようです。
私の場合は血栓の数と癌手術が控えている事で、薬物により血栓を溶かす方法になったようです。
但し薬物方法は日数がかかるようでした。
余談ですが、血栓が重要部分に回って行かないように癌手術前にフィルターを血管に入れました。
傘の骨組みのような血管サイズの物です。
血栓がもし通ろうとすればここで引っ掛かる仕組みたいです。
こういった技術が今はあるんですね。
もう一つ追加情報ですが、このフィルターは人体に入れたままでも今の所はOKらしいです。
.....というか、この技法はまだ過去10年程度しか経ってない技術なので挿入したままというのは人体影響の有無の未来データがそろって無いようです。
恐らく"大丈夫らしい".......ということです。
私もそのデータの一人として今後将来の皆様のお役に立てるはずです。
血栓に関しては以上が私の身に起こったケースです。
前ブログ(このテーマのブログ)のふくらはぎの場合とか、今回のような息切れの容態が身に覚えあれば血栓も疑ってみてください。
例え癌が元でできた血栓ではなくても、血栓の原因の可能性は否定できません。
次回のこのテーマのブログは「昏倒」です。
癌と判明する切っ掛けの話をしようと思います。