ルイダ イン ワンダーランド 21-8 | ちびちゃ ちゃんのブログ

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 いて座矮小楕円銀河は銀河系よりも 昔に出来た銀河。 天の川銀河の縁(へり)をまわり 楕円軌道で 天の川銀河と 交差していく。  小銀河の外側にあるアニマリア太陽系。 タタタンタタタン♪ 形作っていた 星々は いつしか減り 透き通った空間に 浮かぶ銀河の涙のような キラキラな雫のような形の星 クリスタルな惑星 惑星アニマリアっ。

 

 ゴゴゴッ。リリアノアは 翼にアニマリアの太陽の風を受け ゆっくり惑星アニマリアに 近づいてくっ。

ルイダは舵輪の脇のレバーを引き ”ぐぎぎっ。” 向かい風を ”ゴォォォォッ。” 捉えます。

 減速中の船の先の光の中。 エイダの瞳に ロケットの窓の中で操縦桿を握った エドワーズ博士の顔が映り エイダを見つめて ”ぱくぱくっ。” エイダ (お父様っ。) 雫 星の中へ 静かに消えていきます。

 

 ララララァララァ♪ 衛星軌道で光の錨を下ろし ぽわーん 光のロープで係留。 近代的帆船乗り換え ルイダは すらりと細く まっすくな姿勢で 舵輪をカラカラ操り かこん 手を放し ”自動になったわぁ。” リニア誘導され星の中のドックに入ります。

 

トム ”エイダ気をつけてね。” エイダ ”よいっしょっ。” 

ルイダ ”惑星アニマリアについたわぁ。” すたっ。

 ルイダたちが カタパルトに降りると 星(パビリオン)の説明のアナウンスが流れます。 

 

 タタンッ♪ アニマリア惑星に数匹のアニマライオンの子供が生まれます。6ッ子です。 ひとり立ちできると コロニー群れから追い出され 狩りをはじめます。遺伝子の悪戯で 彼らには知恵があり 星にねこのマークがたくさん増えていき 途端に縄張りを広げて 星を征服っ。 いつしか 人の姿に いつしか動物人型アンドロイド ヒューマノイドに 進化しています。 

 

 光のイルミが メガロタウン内で 輝き。 わいわい 犬たちが ショッピングモールでエコバックを持ってお買物っ。 キャッシュレス自動決済っ。”はっはっはっはっ。”

 プワーン 透明な大型チューブの中を 猫が高速で 安全に とことこ歩いていくっ。

レイラ ”すごーいわよねぇ。” テイタスは小さく火を噴きます ”キュポッ。”

ルーシィキャトゥ ”動物たちの星は 地上より 魔法界より 魔界より 優れた 文明を持っていたわけねっ。”

 

 ぱきん。 エドワーズ博士の日記のページが開かれ・・

”私は トロピカルワンダーランドの建設が終わったら いつか星を渡りたい。”

”傷ついたディンゴの親が 教えてくれた アニマリアに行ってみたい。”

 

 そのあと 書かれていないっ。

エイダちゃん ふぇぇっ。 羽のペンがはさまれていて ”お父様の字が途切れているわぅ。” ここから先が書かれてないのぉぉ。

通りかかる キリンの親子に 古ぼけた 写真を見せて ”この人見かけませんでしたかぁ。” ”いいえ。” かちんかちんっ。

チャウチャウ (首を横に振り) ”ちゃうちゃう知らない。” こちんこちんっ。

エイダ ”・・・。”

 

レイラ ”エイダちゃんみてぇぇ。この星のゲート脇で買った 腐敗してない果物屋さんで買ったみかん だけれど 皮をむくと・・。中が” 

かっちこちかっちこっち ”精巧な機械仕掛けなのっ。”

 

豚さんがとことこ 歩いていく。かっちこっちかっちこっち。 機械の音がする。

 

 ルイダは真剣な顔をして ”生きて存在してる動物達を探すわよぉ。”

”せっかく目的の星に来たんだから エドワーズ博士を知ってる人はきっといるわよ。”

 

 上空から見ると帽子を被ったエドワーズ博士の顔に見える巨大な形の街並みの道を ルイダたちは 彷徨います。

ドゥルルル♪機械仕掛けの動物たちは お客のルイダたちを 囲みダンスと音楽で盛り立てようとします。

エイダ ふぁぁっ。

 レイラは腰のあたりの両腕に力を入れて  

”どうして 生きている動物たちが居ないのぉ。”

 

 細い古めかしい通りに ピエロの格好をした モグラさんが おなかを覗くようにして レンガの壁に 背中を付けもたれ掛かってる。

ルイダ ”歯車が空転してる。 ちょうど ここと この部分の部品っなくなってるのぉ。”

”どうする エイダ。”

 

 エイダ ”こくり。” 左手にソーシャルギアのカードを手に持ちっ。 右手にバトン。クルクル。

”ソーシャルギャァァ。” (シリアル16.スタンバイ。)ピキーンッ。

 

 魔法で出来た光の歯車が機械の内部に組み込まれ モグラさんの動力が連動し かっちこっち 動き出します。

 

ルーシィキャトゥ ”前も跳ね橋の歯車作ったけど。” そういう単語でしたっけっ。

エイダ ええと ガジャン。”ほぇ~っ。” ギィィッ。

 

 ピエロのモグラは帽子を取り 体全体を使ったパントマイムで丁寧に礼を言い。遠くの木のモニュメントに向かうように指さす。

レイラ ”メルシィ。有難うっ。機械のモグラさん。”

 

 巨大な木の立つ中央部。ねこ銅像たちが立ち並ぶモニュメント。

とことこっ。

ルーシィキャトゥ ”この銅像の女性。エイダちゃんになんとなく似ているわっ。”

ぽわーん。 正面に 立体映像があらわれて 小さな女の子の姿が浮かび上がります。

”私の名前は ブリタニカ-マーガレット。12さい。” にこっ。

”旅の方々 よくアニマリアに入らっしゃいました。最後の女王として ご挨拶しますっ。”

”しかし この星には 動物たちは すべて異星に旅たち 誰も住んでいません。引っ越してしまったからです。”

 

レイラ ”お引越し?” こくり。

ブリタニカ ” ロクな御もてなしも出来ないで済みません。” ”まぁっ。” ”あわてて消えていく。”

 

 タタタタァンタタタタァン♪ タララララララララァ♫ 黒衣の大男が後ろに立っている。

ガチンガチン。ギィィッ。”俺の名は ブラッキーパラドックス。” お前は残されたアニマリア人か 捕獲してやる。

 

 エイダは ぷぅっ。パステルブルーのバトンを手に持ち パラドクスに向ける。

宇宙クジラのギミックが回転して エイダちゃんもくるりと回転 かわいらしく”ねこねこビームッッ。”バリバリバリバリッ。

 

 ぽんっ。体が破裂して 綺麗な紙吹雪 沢山の歯車や ゼンマイが飛び出します。

ルイダ ”このくま人さんも 機械で出来てる。”小さなチップを見つけて・・ ムギちゃん ”☆〇△●!”(バイオチップッ。)”

 

 お空に緑の正八面体のクリスタルが回転してる。

レイラ ”エイダちゃんのお父さま なんとなく この星に来てそうだわ。”

あらっ。魔法の剣の売り場がある・・。

 

ルイダ ”エドワーズ博士は どうして私たちの前に現れなくて 生きた動物たちはこの星にいないのかしら。 本当に他の惑星に移住してしまったのかもしれないわね。”

 

 遠くの砦を ガシーンガシーン黒い大くま男が歩いている。

ルーシィキャトゥ ”ブラッキーパラドックスたちがいるからかしら?”

 

 4人猫とお供ペット達は ルイダの姫様キーを使って パラドックスたちにき気付かれない様に そーっと木のお城の門を開け 中に入っていきます。

 

つづく

 

影響を受けた作品:マジカルキャット団、カードキャプターさくら、魔法少女リリカルなのは、銀河鉄道999、エースをねらえ、天空の城ラピュタ、 3×3 EYES 、涼宮ハルヒの憂鬱、とか。