ルイダ イン ワンダーランド 21-6 | ちびちゃ ちゃんのブログ

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 オーストラリア中央部のアリススプリングス。赤茶けた砂漠の中に 豊かに水が湧く オアシスの街があります。街は区画整備されて 閑静。街の南東の端にあるエドワーズ動物学院っ。前庭の通路に青錆が着いた銅像が建てられてる。 袋電気ネズミのトム型のよう。

 

 8年ほど前にエイミーとエドワーズ博士は此処にいました。

 

 母親ディンゴに生きるための術を教えられ育てられた幼いエイミーの頭は良く エドワーズ博士と暮らし始めると すぐに人間の言葉を覚えはじめます。

母親ディンゴの写真を見て 小さなエイミーは ”マンマミーヤ。” 帽子をくるりんぱ。帽子置きに掛けて にこっ。エイミーの肩に袋電気ネズミのトムが乗り キキュッ。 ”くすぐったいわっ。”

 

街中で フランスパンのバスケットを持ちながら ”ごきげんよう。キャメルさん。”

キャメル ぱっかぱっか ”ごきげんよう。動物女神のお嬢ちゃん。”

 

 ざっくざっく。

エドワーズ博士 ”エイミーはディンゴに育てられ どうやら動物と話が出来る能力があるようだ。”

 

 満天のパノラマ。星の世界の中。エイミーはくるりと周り。 

”トムッ。南十字星が綺麗ねっ。” 

”わたしは 星の瞬きを見ると お星さまとお話してるみたいに感じるのぉ。わーい。”

 

 

 博士 ”手紙はカモメのピーターに託した。” 

 

 シーンが変わり。 くぉぉん。巨大なリングを潜り抜けて 再びスイングバイ。 星船リリアノアは星を渡っていく。

 ぶわわん。ぶわわん。船の操舵室の椅子に座りでヌンチャクコントローラーを手にしてるエイダちゃんの目はとっても輝いてます。

ザーッ砂漠性気候のアリススプリングスは小雨っ。ゲートが開き リフトオフ”右足前へ。”猫のバーチャルアバターたちはマグネチカルホバーボードを手にします。

 

赤のポーンレイラは肩に赤棘トカゲのテイタスを乗せてる。 ”私の故郷。”

ルイダ ”この町。昔。動物革命が起きた場所ね。”(記憶をなくしてる エイダちゃんの住んでいた町。)

エイダ ”にこっ。”

ルーシィキャトゥは黒い猫のゴスロリドレス。 ホバーボードの風でスカートがふわふわ揺れている。

”ボードの調子は良さげだわっ。”

 

ルイダ ”遅れた人いないから ザァーンねん。罰金はなしねっ。”

”みんな揃ったところで 動物学校に向かいましょう。”にこっ。

 

 タタタァーン♪ 乾いた植物が 生い茂るエドワーズ動物学校。 玉草が転がっていくっ。

レイラ ”テイタス玉草燃やしては駄目よっ。” テイタス こくっ。すーっ。ころころっ 

 

 壊れて向こう側が見える 郵便受けをエイダは覗いてる。 ぱちくり。

”手紙。見つからないわ。”

 

ルーシィキャトゥ ぱきーん。ページが捲れ。 ”手帳によると中央方面に向かうと良いことがあると描かれてるっ。” Lucky ☆。

 

 ぷわーん。街では 人間ぽく着飾った 動物たちや人間たちが横を通り過ぎていく。 ”フフフッ。” ”ハハハァッ。”

 トムの絵の立札があり ”毒があります。電気黄色ネズミを捕まえて食べないこと。”

エイダ ”まぁっ。”

 ラララララララララララァ♪ 

赤のポーンレイラ ”まってっ。” ぴたっ。ファンシー雑貨店で みんな止まります。

 

 ルイダちゃんは 元気よく ぱたんっ。”覗かせてもらうわよ。”

ぴんくのお店の中は 思った以上に広く CDとか所せまし可愛いグッズが置かれています。 

奥に短毛種の人型猫さんがいて にゃーっ。にゃーっ。

エイダ ”まぁっ。どうぞ ご覧になって・・だ そうだそうですっ。”

ルーシィキャトゥは 首輪の付いたネクタイを自分用に合わせてるっ。ちりん。似合うかしら。ウフッ。

 

レイラは ”お久しぶり 猫夫人さんっ。ご機嫌いかが?”

猫夫人はエイダちゃんにかるく会釈して ”エイミーさん。ごきげんよう。”(縫いぐるみの姿でも小さかった頃の面影があるわ。)

エイダ ”あっ。喋れるんだぁ。!” にこっ。

 

”そして ごきげんようですぅ。レイラちゃん” にゃぁ。 

テイタス ”ケポッ。”

 

 レイラは自分のカードの手札を正面で広げて見せて・・

”わたし用の新しいカード入ったかしら。”

猫夫人はレジ脇の引き出しを開けて ”入ってますにゃん。” ぱらりんっ。

 

 ルイダたちは シリアルナンバー12 Air(くうき)と 13 THE Book(ほん)。14 water(みず)を貰います。

エイダ ”わーい。魔法のエレメントカード。増えたわ。”

 

 4人のねこたちは 大きめの帽子とリボンのついた猫用のローブを着こみ出てきます。 

ふぅっ ”砂漠は暑いから 麻混で丁度いいわよねっ。”うんっ。

”良いの貰えたよね。” うんっ。良かった。Lucky ☆。

 

 ぶわーん。4人と使い魔たちは 涼風を受けて 街の中央方面へ向かうっ。ふわり。ひらりんっ。

ルイダ ”エドワーズ博士の日記によると・・。”

エドワーズ博士 ”食用電気ネズミトム型は食べられくないいっしんで 毒を帯びてしまう。” ぶわーん。”気持ちを切り替え トム型をベースとした人工肉の培養に着手。”

”娘のエイミーは 動物たちに 人間の言葉や振る舞いを上手に教え 仕事をし 等しく税金を払うのであれば 人間と同じ人権が与えられると信じていた。” ”街を追われ元気を失いショック症状に陥ってる。” くすんっ。

 

”幼いエイミーは東京へあずけて。” ”仕事を失った動物たちと私は エドワーズ動物学校を閉鎖し動物たちの住める街と 仕事を創るために トロピカルワンダーランド建設に着手した。”

 

ルイダ ふ~んっ。”この町の中央にある郵便局に私書箱をつくったらしいわ。そこに 届かなかった 博士や エイミー宛のお手紙が保管されてるらしいの。”

”郵便局に向かいましょう。”

 

つづく

 

影響を受けた作品:マジカルキャット団、ラプンツェル、mmts、ポケモン、ドラクエ、マリオブラザーズ、カードキャプターさくら、魔法少女リリカルなのは、デズニーランド、エバンゲリヲン、涼宮ハルヒの憂鬱、とか。