ルイダ イン ワンダーランド 15-3 | ちびちゃ ちゃんのブログ

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 ルイダは エイダちゃんと 映画の撮影が終わり 南国より帰国。 空港の入り口 大きなスーツケースを 車の前に置き。 きめっ。 うぃーん。 東京のハイウェイ。 わたし達は 東京の街に帰ってきました。 


 数か月ぶりの 東京。 新緑の芽生える 晴れ晴れの公園を歩く ルイダちゃんの後ろには 大勢の人。犬。猫っ。


 エイダちゃんは 公園の猫を 可愛がってる。 ミニライヴの常連さん。 アルパカさん。カピパラさん。 いろいろな子達が 集まってきたわ。 


 カピパラは上手くなでていると ふわふわしていて 飼い葉を吐かない。 カピパラは さらに ひとなっこい。 カピカピしている。 

 

 この子達は 一体どこから来たのだらう。 ムギちゃん 知ってますか?

ムギ ”むぎーっ。” 


 ムギちゃんは 襟巻袋猫っ。 魔法の猫で いろいろ(芸が)できる。 途逗野という御方が創った創生動物で ふしぎ系っ。 人間の5歳くらいの知能を持ち 空き時間を与えると 一人で お散歩しながら 図書館に 勉強に向かう。


 ベンチの木陰て ルイダはペットボトルのお水を飲んでいる。 キラキラッ。 木の上には たくさんのリス達っ。 キュッ。キュッ。 


 エイダちゃんのマスコット。(袋黄色ネズミ)トムさんが言うには 動物園の子達とは お顔が違うらしいっ。 ほんとーかしら。

ルイダ ”はれっ。” 


 バックから眼鏡を取りだしてみると 林奥側溝の隙間から アライグマが 数人出て来た。 あちらには 茶猫に似た タヌキが 餌箱に来て パンくずを貰いに来てた。 アライグマと タヌキが 御挨拶っ。 御機嫌よう。 御機嫌ようっ。 みんな 仲良し。


 サンサン。 ”お日様が 眩しいですわ。”


 次の日に変わり・・


 ジューッ。 上手に卵焼きが出来たわ。 いそいそ テーブルに盛り付けをして・・

ルイダ ”おじいさま。おはようございまーす。”


 ルーイックスで 貯めていたお金と おじいさまの出版会社(親会社)からお借りしたお金で 映画を作りました。  満員御礼と言われても お金のことを おじいさまは口には出してこない。 厳しいのかも知れしれません。

 

 担当の山田さんが 出勤前に車で 公園通りまで連れて行ってくれる。流れる景色っ。沢山の人達。 みんな お忙しそうですわ。


 公園通りに近づくと 山田はキーを 上手く操作。 GPSレーダーを起動。 内臓インパネが開いた。 ぴこーん。 この車は ボンドカーレプリカ。 信号の色も変えられる機能もついてる。 でもそのマニュアル本は 買った時には 失われていたらしい。


山田 ”エイダさんは 600m先を 歩いています。”

ルイダは 大人しく 皮の椅子に 深く座っている。 わーい。




 ちゅん。ちゅん。 ぽん。ぽんっ。 ふぁぁっ。可愛い猫耳の妖精が わたしの顔を叩いている。 エイダちゃーん。春が来ましたよぉ。ぽんっぽんっ。エイダちゃーん。起きてくださーい。 ぽん。ぽん。ぽん。 はれっ。 御近所の大きい猫が わたしの部屋に上がり込んで わたしの顔を叩きに来てた。 


 お天気ーぃ。げんきーぃ。出窓から 外をみたら 餌箱に 鳥が集まってた。 わたしの居ない間は 両親が 小鳥たちにパンくずを あげてくれていたんだ。 よかったー。


 とん とん。 階段を 降りて こうぼうを覗くと お父さんがケーキを 丁寧に つくってる。 冷房がついてる。 さむーいっ。


 ダイニングにわ 出来立ての野菜とウインナーの炒め物、ごはん。 ほっかほかで 美味しい。 トムさんも いりますか? トムは 光合成出来るので ご飯はいらないと わたしに言った。


 外のテーブルを拭いて クロスをバケツですすぎ とことこ 学校に向かうっ。


  公園通りのさくらは すでに 咲き終わって 新緑の季節に変わっていたよ。 わたしは キラキラ 木の葉が創りだす プリズムの中を 通り過ぎていく。


 この辺飼い猫が 朝お散歩していて 垣根の隙間を通り 奥に入っていく。 みんなで楽しく わいわいがやがや 猫の集会を 始めている。 


 エイダが 木の隙間から 公園の中を覗くと 猫の集会場があり 猫のマーケットが開かれていた。 かいまーす。かいまーす。 背中が かいかいです。 


 初めは 猫達の地産地消であったが 観光客が 訪れ初めてから 猫達は積み立てが出来る様になってた。 将来に何が起きるかは 解からにゃい。 自分の仕事は 自分で確保できるように ひたむきに猫自身で仕事を創りだしている。 がんばろー。 


 猫達は 夢の猫国。 ねこねこランドを創るために 汗を流していた。 昔 人が落ち葉を焼いていた焼却炉を 改良して 石窯を作り 公園で得られた間伐材を燃料にして 火を入れた。 パン生地をこねる。 こねここねこ。 目にチェリービーンズ。 きらりん。 耳をつけて ぴーん 。 パンを焼き 御近所のロバに引かせて 焼きたてパンを売り始めた。 ”猫が焼いた ロバのパン屋さんでーす。”からーん。からーん。 自由の鐘が鳴り響く。


 公園の空き地に 猫農園が出来て 小麦が伸び始めている。 逞しいです。


 黒くて大きな見たことのない車が止まり ルイダちゃんが 降りてきた。 ぱたんっ。

ルイダ ”えいだちゃん。御一緒しますわ。”

エイダ ”ほぇ~っ。” ”うんっ。”



つづく
影響を受けた作品: トップブロガーさんのブログ。 カードキャプターさくら(イメージ) 。


 昔 ロバのパン屋さんを 東京で みかけたと 母親から聞いた事があります。 興味があったので調べてみると・・ ロバが来ると 可愛いと子供たちが集まる。 


ロバの米屋さん。・・戦前に農家に土地がなく 貧しくお米が食べられない頃 安価な韓国のお米を売っていた。 店頭で売れにくいお米も ロバが引くと 売れたらしい。

ロバパン・・今もある 北海道の大きなパン屋さん。

ロバのパン屋さん・・ 京都発祥のチェーン店。蒸しパンの行商。 ジョッキー服をきた人が ポニーに馬車を引かせていた。 東京にもあったらしい。