夫が、
「仕事やめたい。でも、お前(=妻)がいるから辞められない。自分ひとりなら気楽に辞めれるのに……」
と、言いやがった。
「だったら、離婚すればええやん?」
「離婚して、お前はどうするん」
「カシマには住まない。東京に出るか、地元に戻るか、どっちかする」
「どうやって生きていく?働かないといけないんだぞ」
「んなこと、わかってる。今も住み込みで働けるところをネットで探している」
「なら、カシマで働けるところを探せばいい」
「カシマで働けるところがあるなら、そこにいくけど。
カシマの言葉は『何言っているか聞こえない』から、
一人で難聴で働くなら
言葉に慣れている地元に戻るか、聞き取り易い東京で探したほうが楽」
「そんなにココが嫌いか?」
「嫌い。カシマがスキで住んでいるわけじゃない。あなたと結婚してるからここにいる。
離婚したらカシマにいる意味ないからでていく」
夫、だんまり。
私がどうしてここまでカシマを嫌うのか、理解できないという。
そして、最近の私が何を考えているのか、理解できない、という。
私が思っていることを理解してもらおうと、話しかけても。
その途中で会話を嫌がって黙リ込むのは、いつもダンナなのだが。
要は、真剣な話し合いが嫌い。本気の話し合いが嫌い。
夫はそれを「喧嘩や愚痴は嫌い」というが。
本音で話すことは愚痴ではないと思うが……。
私の存在を『仕事を辞めない理由』にされるのは不愉快。
私は引っ越して以来「仕事やめたい」という夫を責めたことはない。
むしろ
「こんなに無理して今の仕事続けるより、サクッとやめて、地元(岡山とか)で、転職したら?」
と推奨する言葉を言っていた。
転勤以来、夫も私も、精神的にも体調的にも、無理を重ねている状態が続いている。
客観的にも、夫の営業マンとしての対人スキルなら、
どこでも仕事は見つかるだろうし、それなりに収入も持てるだろう。
その点において、今の会社でもそれなりに期待されているし。
その能力のおかげで、今後3年はこの地から逃げられない、という話が先日決まった。
私は、正直一日でも早くカシマを離れたい。
地元に帰れなくていいから、どこか他の地に引っ越したい。
毎日そう思う。
今年の転勤で逃げられなかったことを残念に思う。
そして今後3年間引っ越せないことにショックを受けた。
以前は、
夫に転職してもらって、夫婦二人で引っ越すことを夢見ていた。
夫とも、そんな夢物語を話し合っていた。
地元に帰り、またアパートを借りて……と。
夫婦二人だし猫1匹ならなんとかなるかなぁと。
今は。
結婚とか離婚とかは、おいといて。
仕事先があるなら、仕事して生活が出来る家が見つかるなら、
夫とは別居して、そちらに引っ越したいという気持ちが強い。
ネットで調べる限り、私の年齢でも、首都圏に出れば仕事はある。
別に仕事の内容はどうでもいい。私一人が食って生きていければいい。
けれど、カシマでは、年齢で仕事の条件からはじかれている。
せめて千葉や成田、つくばまで出れば…といつもいつも思ってしまう。
こんなふうに毎日嘆くために結婚したのではない。
あと数年で40歳。
嘆いて悔やんで何も出来ないままで、40歳になりたくない。
恋愛感情とは別に。
自分の人生において。自分のためには。
夫と離れてもかまわないと思っている……。
カシマに来なければ、こんなこと考えたりしなかったかもしれない。