墨染寺は日蓮宗の寺院で
境内に咲く墨染桜(すみぞめざくら)が寺号の由来で
この付近の地名は墨染(すみぞめ)にもなっています。
墨染寺は平安時代の874年に
第56代清和天皇の勅願を受けた
太政大臣・藤原良長が創建した
「貞観寺(じょうかんじ)」に始まるのだそうです。
その後、豊臣秀吉が土地を寄進し
お寺を再興したと言われています。
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境内には何本もの桜の木があり
ソメイヨシノと墨染桜を見ることができます。
この墨染桜にはある言い伝えがあります。
平安時代の太政大臣・藤原基経が亡くなった際に
友人の歌人・上野岑雄(かみつけのみねお)が
深草の野辺の桜し心あらば今年ばかりは墨染めに咲け
と詠んだところ
想いが通じたのか墨染色の花が咲いたとか。
桜の咲くころに訪れると
墨染桜の寺、と感じることができます。
京都市伏見区墨染町741