安楽寿院は真言宗智山派の寺院です。
鳥羽上皇が鳥羽離宮の東殿に造営しました。
元は御堂だったのが
のちに安楽寿院と言われるようになりました。
この一帯は平安時代末期に
陰性の舞台となった鳥羽離宮がありました。
その離宮は本当に広くて
東西約1.2~1.5km、南北約1kmという範囲。
桂川と鴨川の合流点にあったので
南には池が広がって水鳥がさえずり
貴族たちが連日舟遊びや歌合せに興じていたとも。
その後火災や地震で壊れてしまったものを
豊臣秀頼によって再建はされたのですが
再び荒廃してしまいました。
創建当時のものは残っていません。
境内の中に鳥羽天皇と近衛天皇の陵があります。
京都市伏見区竹田中内畑町74