高雄の西子湾風景区にある打狗英国領事館。
台湾に現存する洋館の中で最も古いんです。
ここだけ見るとヨーロッパのような雰囲気。
1895年下関条約によって台湾が日本の領土となり
その後領事館及び官邸は日本政府の管轄となりました。
一時期は高雄海洋観測所として使われたことも。
太平洋戦争時には爆撃を受けたこともあります。
1946年国民党政府に引き継がれた後は
中央気象局高雄観測所となりました。
今は破損部分も修築して
多くの観光客が訪れる場所となっています。
丘の上にあるため
階段を多く登っていく必要があります。
登りきると見えてくるのは西子湾の景色。
建物の内壁はすべて白で統一されていて
いかにも領事館官邸らしい雰囲気。
絵画などもたくさん飾られています。
風がさらに気分よくさせてくれます。
庭から階段で降りていくと
当時の壁が残っている道が現れます。
何度かブログで書いてますが
台湾でのキリスト教布教と一緒になるのが
医療の普及ですね。
1865年にイギリスからやってきたJames Maxwellは
クリニックと教会を設立します。
当時台湾南部では目の病気が多かったようで
彼が診察したのも眼科系が一番多かったとのこと。
その時の様子が残されています。
そしてイギリスらしくローズガーデンもあったり。
カフェがあるので少し休憩です。
高雄市鼓山區蓮海路20號