日本のニュースでもやっていたように、

2016年2月6日の早朝4時ごろ
高雄・美濃を震源とする

マグニチュード6.4の地震が発生。
地震のまさにあの時間、

同僚が旧正月を一緒に過ごそうと誘ってくれ、
高雄へ車で出発するところでした。
私が住んでいるところは桃園、震度1のため、

たいした感覚もなく。
日本だとニュース速報とかあるんですけど、
そんなにおおげさな感じもなくて、

ちょっと地震あったってレベル。
車の中で同僚から地震の大きさを聞き、

すぐにネットで調べました。

台湾でも大きな地震が

1999年9月21日に起こっているのですが、
普段から防災に関する知識を学ぶ機会は

あまりないようで、
震度5がどういったレベルで、

どんなことが起こり得るのかを

知識として学ぶことがないと

同僚と話してわかりました。
「小学校では防災訓練がある、

こういったことが考えられる」

と話すと
「そんなに大げさに考えるの大丈夫でしょ」
と軽い感じに地震をとらえていることに

少し衝撃でしたがあせる


夕方ぐらいには少しずつ被害の状況がわかってきました。
台南の永康区にある維冠金龍大樓が倒れ、
多くの人が負傷、そして死亡者が出ているとの発表。
停電や断水も起こり、他にも何棟か倒れている状況。
よりによって春節休みの初日に起こった災害に
みんな「どうしてこんなことに・・・」という状況。
新幹線も当初は正午に復帰するかも、

と言われていたのが
結局翌日の午後からようやく開通。
断水も1週間にわたってしまうことに。



今日、180時間に及ぶ救助・捜索が終了し、
最終的に死者116名となりました。
建物の映像は何度となくテレビで流れているのですが、
基礎からぽっきりと折れているところから、
手抜き工事ではないか、とも言われています。
同僚とそんな話をしていると、
あの時代の建物に使われてた材料も

あまりよくはないようで、
現在警察の捜査が入っています。
どこの国にもあることですが、

ずさんな工事のために
ここまで大きな被害になってしまったとなれば、
人災といってもいいかもしれませんね。


お寺などが少し崩れてしまったようですが、
台南の市内はそれほど大きな混乱もないようです。
亡くなった方々には心からご冥福をお祈りし、
早く復興してくれることを願っています。




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