「本日のTシャツ」は休載。
オースティンのある劇場の一つで、街の中心ダウンタウンにあるパラマウントシアター。
1915年に建てられた歴史あるこの劇場には幽霊が住んでいるという。
一人は白い服の女性。この方はバルコニーを横切って、南の壁にスッと入って消えていくそうな。
その壁の向こう側は戦争に関連したなんだかの建物があり、女性は戦場に向かった夫の消息を確認に通っていたらしい。
2人目は葉巻をふかす紳士。バルコニー席の常席にいるらしく、そのあたりでなぜか葉巻の香りがするという人たちがいるという。
3人目は上映技術者。この方は技師室で映画のフィルムリールを扱っている上映中に脳梗塞を起こして亡くなられた。この方の場合幽霊となって出るのを目撃されたわけではない。同僚たちはこの方の好きだったスニッカーのチョコレートを技師室に供えたりしていた。が、その同じ部屋でまたも技師が脳梗塞を起こした。幸いこの方は命を落とされるには至らなかったが、同じ部屋での偶然の同じ脳梗塞。
歴史ある趣の劇場ゆえ、こういった幽霊話があってもおかしくない趣。
出来ればお会いしたくはないが。
そういえば、上に載せた写真を撮る際、スマホのカメラがなぜが自動でマクロ(接写)モードに切り替わりピントが合わなくなったのを手動で戻さねばならなかった。近くに何も物体がないのになぜか切り替わるマクロ接写モード。
まさか手元に何かいた?それとも何かが写真撮らせないようにしてた?
静まった劇場を足早に去る夜。
