「本日のTシャツ」は休載。
オースティンオペラの今シーズン第2弾、スウイニートッド。
この舞台の、ドレスリハーサルを観る機会を得た。
どんなオペラになるのだろう。
オペラは英語で歌われるが、いつものように字幕キャプションもつく。英語が聞き取りにくいので、字幕は助かる。
ストーリーは何人も人が殺されたりオドロオドロしいのだが、キュートな演出があったり、観客が笑ったりクスクスする場面もいくつもあり、肩の力を抜いて鑑賞できる。デュエットなど、心地良い美しい歌も。
開幕前にお会いした方が、「孫がバリトンで出演しているんです」とのこと。ちょっと誇らしげに「孫はイーストマン音楽校で学んだんですよ」とおっしゃられた。あ、ウチの息子もイーストマン卒業生。
どうやら息子とそのお孫さんガブリエル君は2学年違いで、2年間は同じ時期にイーストマンに通っていたらしいことが判明。
イーストマンの学生寮では、「寮内で楽器の練習は禁止」だったのだが、声楽の学生は「楽器じゃないし」と、寮内で歌う事もあり、一時期息子はエレベーターの真ん前の部屋になり、エレベーターが来るのを待つ間に歌っている声楽学生がうるさくてたまらないとこぼしていたことは言わないでおいたが。
ステージが始まった後は「どれがガブリエル君かな~?」と探すのも楽しみになった。
2時間半のドレスリハーサルの後、終わってすぐにリハでのチェック事項をもとにすぐにまたリハーサルに入るキャストやディレクター達。
ショーを作り上げるのにはその裏に膨大な頑張りがあるのですよね。
ガブリエル君も含め、皆さん頑張っています。
オースティンオペラの「スウイニートッド」は、今週末土日と来週の木曜日上演です。
(10代対象のオペラクラブというのがあるのですね。ああ、もう少し若ければと、ネタに使おうと自撮りしていたら通り過ぎる知り合い達が「ティーンなの~?」と、ウケた。まさにそういう用途で撮ってるのよ~)
それにしてもオースティンオペラ、今シーズン第1弾が「セビリアの理髪師」、第2弾がこの「スウイニートッド」という理髪師。
次回第3弾は「真珠採り」となるのが、理髪師ではないのが残念に思える理髪師続き。
いっそ第3弾も理髪師シリーズにできるような、理髪師のオペラって他になかったかな?