コメディーのショーのお手伝いの機会があり、そのショーを観ることができた。
アメリカのコメディアンは、映画に出たとかかなり有名な人なら「ああ、あの人?」くらいにはわかるけれど、基本ほとんど知らない。
今回の出演者が、ダナ・カーヴィとデビッド・スペードだと聞いても、「デビッド・スペードって聞いたことがある名前かも?」くらいしかピンと来なかった。それでググってみたら、あっ!あの方なのね!
このメガネの方、あの映画で見ていたのね!
その映画とは「ウェインズ・ワールド」
そういわれれば、面影そのまま。
ショーの内容は、まずデビッドとダナが15分ほどスタンドアップコメディーを展開した後、ゲストのジェイムス・オースティン・ジョンソンを迎え、3人でのトークコメディーが45分ほど。そして最後に観客の質問に応じるQ&A。
写真撮影はQ&A以外は禁止だったので、Q&Aで会場内も明るくなり写真OKになったところで1枚記念に。
こんな感じで、3人が座ってトークを繰り広げて、笑いがドカドカ起こり、もの凄く盛り上がっていたのですが、私は元ネタになっているものがよくわからず、ツボを理解できずに過ぎて行ってしまった。
皆さん大笑いし、楽しんで笑顔でお帰りになられるのを見て、こちらも笑顔になる。
良かった。
実は今回、コメディーのショーという事で、先日、アカデミー賞で司会のクリス・ロックが放ったジョークに対して平手打ちされた事件を受けて、万一に備え警官が2名待機していたのだ。
ショーの冒頭の入りが「テキサスと言えば、ブッシュ」などという下りだったり、ゲストのジェイムスがトランプ元大統領の物まねが売りらしく、トランプやバイデンネタがどんどん出てくるという政治ネタが絡んでくる。観客に「アンチ」がいて暴行騒ぎも全く起こらないとは保証もない。
警官の出動騒ぎにならず、会場は始終笑いに包まれて無事終了して、何より。
それにしても、ダナ・カーヴィが出ていた映画「ウェインズ・ワールド」は1992年公開との事。この映画は私は日本に住んでいて東京で観た。
ちょうど30年後、その主人公の出演者の生ライブをテキサスのオースティンで観るなんて、当時思いもしなかった。
30年の時を経て、あまり変わらないでバリバリのダナさんを観て、自分も元気になった楽しいショーだった。
「ウェインズ・ワールド」の映画を、今また見てみたい気分。