義父の家で使われていて、新居に持って行けなかった物の中から、ソファー、TV、絵画、デスクランプ、お皿とグラス等を息子のアパートで引き取ることになった。
ついでに、エステイトセールをしても売れ残った中から、コーヒーテーブルとガラスのボウル、そして私が随分前に義両親に送った有田焼の湯飲みを追加しておいた。
有田焼の湯飲みは、龍の絵柄が描かれており、息子の名前にちなんでいたので選んだものだった。
アメリカでこの湯飲みを欲しいという人はいないだろうし、ちなんだ名前の持ち主に持たせておくか、と。(つまり、捨て処分になるだろうから、それならと、押し付けた)
息子は現在テキサスにおり、息子の彼女のアパートで預かってもらう形でお届け。
夏休み中の大学は閑散と静かな面持ち。
5月に来た時に、大学前にあるカフェが「税金滞納」で閉鎖処分になっていたのが、再開していた。
税金を払えたのか、それとも新オーナーが買い取ったのか、事情はわかならいのだけど。
このお届けを持って、私は今回の作業は終了。
夫は義父の車の処分や家売買書類の最終署名等があり、後数日滞在するが、私は一足先にテキサスへと向かう。
帰路の飛行便、今まで使ったことのないフロンティアの直行便。
乗り換えがなくて3時間ほどでオースティンにつくのはありがたい。
が、しかし、チェックインで座席が未定となっており、嫌な予感。
搭乗ゲートで係員に申請しても「あとでアナウンスしますので」のみ。
アナウンスを待つ間、数人が同じ状態らしいと気が付き、話しかけて確認したのち、その方たちの後について列を作る。
ようやくなされたアナウンスは
「当便、オーバーブッキングとなっており、6名のボランティアを探しています。この便の席を空けてくださった方は次の便、火曜日の同時刻の便への振り替えと300ドル分の旅券を差し上げます」
振り替え便が2日後!で6名もの空きが必要ですと!
このアナウンス後、2名がボランティア。
更に数回のアナウンス後、300ドルだった謝礼旅券は600ドルに上げられた。
ここで1名がボランティア。
更にアナウンスは続き、搭乗時間が迫ってくる。「あと3名のボランティアは必要です。振り替え便と800ドルの旅券を差し上げます。」
800ドルは美味しいとは思った。けれど私は2日は待てなかった。
ここで2名がボランテイア。これで計5名。
1名分足りないまま、座席のない我々の列を横目に、搭乗は始まり、座席を割り当てられている乗客は全て搭乗完了。
足りない1名になったらどうよ、と心配したが、私は列に並んだ4人目。座席の振り分けは列に並んでいた順に行われ、何とか無事搭乗確保。
席についてからも、後から「私、その席なんだけど」と言う方が現れたり(フライトアテンダントが確認して、席は私のものだと結論)混沌は続く。
予定より遅れてようやく飛行機はオースティンに向かって飛び立った。
やれやれ。。。
直行便でも今後はフロンティアを予約するのは躊躇することになるかと。
あと、何名ものボランティアが必要で、「まあボランティアできなくもないけど」という時は、謝礼のつりあがりを待つのも手かと、心にメモしておいた。