謹賀新年 | 今日もTシャツ@TEXAS

今日もTシャツ@TEXAS

コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

2015年 あけましておめでとうございます。
目薬2時間毎投下の新年を迎えております。


2015年、18年育ててきた息子が大学へ独り立ちして行くという年になる。
このブログをしばらく書かなかったのも、実はそのせい。

8~9月から解禁になる大学の受験願書受付。
志望校はすでに何年も前から決めていた息子は5校の受験。
が、いざフタを開けると、一向に進む気配がない。

1ヶ月程様子を見た後、仕方なく助け舟を出すことにした。
5校、それぞれが必要書類やエッセイのテーマ、締め切り等がまちまちなのを、せめて交通整理してあげようと。

ここで息子の「壁」を実感。
今時の受験要綱は、すべて各校のホームページ内にあるわけだが、その構造がわかりにくい。
リンクをクリックしていくと元のページに戻ってしまったりして情報が見つからなかったり。(これ、偏差値の高い大学ほど複雑な構造になっている気がする。「要綱探しに時間がかかっているようならウチを受験しても無駄だよ」とウェブページにあざ笑われているような気さえしてくる。)
しかも息子は音楽専攻志望。そのほとんどが「大学内にある音楽校」であるゆえ、1校で2校分の受験要綱が必要になる。
例えて言うと「ハーバード大学音楽校」を受けるとすると、まず「ハーバード大学」に通常通りの受験をする。さらにその「音楽校」を受験する。
本体の大学に受かったうえで、更に音楽校に受からねばならない2重構造。

わかりにくいデジタルな受験要綱を整理し、各校の締め切り日と2次の現地オーディションに進めた場合の希望面接日の設定、各校の必要推薦状の数と誰にそれを頼むかの振り分け・・・・
実際の願書の書き込みやエッセイ等は手を出さないが、それ以前の交通整理だけでも、結構複雑。

タイムラインを組んだ後、1次の録音審査のための録音。
これも息子が勘違いしており、「2楽章分でいいからすでに練習してきたのでOK」と言っていたのが「やべ、選んだ曲全楽章だった」とぎりぎりになって気がつく始末。
伴奏をしてくださるピアニストのもとへ何度も通い、何度も「今日も完成しなかった」と肩を落とし帰宅する日々が続く。(まだ免許がない息子を送迎し、録音機器操作をする私もストレスがドド~ンと肩にのしかかる。)

なるべく早めの願書提出が有利と聞いてはいたけれど、結局どこもほぼ締め切りギリギリになんとか願書提出終了。


アメリカでは、大学進学を期に家を出て独り立ちして行くのがメインストリーム。
息子の先輩たちも、30分で通学できる大学でも家を出ている。
大学受験は、子育て最後の共同作業となる。
子供と一緒に大学の見学に出かけ、受験校の選択や学費の工面の方法などを話し合い、送り出すのだ。


年が明け2015年。
願書提出前の山が終わったあと、今度は次の山がやってくる。
1次審査の録音は結局無事通過し、次の山は各校へ出向いての演奏オーディションと面接とテスト。
受験校はそれぞれ別の州なので、毎週末飛行機で受験のツアーとなる。
本来は受験前に学校見学に行くものなのだが「どうせ現地オーディションがあるから」と見学をしていなかったのもあり、オーディションには親子で出向く。
子育て最後の作業、子供が巣立っていく先の見極め。

なにはともあれ、2015年が実りの年である事を願う。