
本日のpatchは、2009年のキャピタルシティ・マーチング大会記念patch。
思えば今年はハロウィーンイベントを逃した。
息子の高校マーチングも今年で終わりという事もあり、バンドの大会引率することに決めたあと、その日がハロウィーンだと気が付き、大会スケジュールが発表されてみれば、ハロウィンイベントの時間にはまだバンドに同行中だとわかった。
息子はとっくにトリック・オア・トリートな年令は卒業しており、彼にとってはあまり大きなことではない。
それでも、近年毎年、友人たちとハロウィンを言い訳に集まっていたのが今年はそれがない。
まあ、集まっていた友人たちもみんなバンド仲間だから、時間を一緒に過ごしているのには変わりない訳だ。
私の方は、毎年近所の子供たちにキャンディーを渡すのを楽しんできたのが、今年は無理。これは残念。
バンド仲間の家族から、バンドコンテストから帰ってきてからでもと、ハロウィンパーティーに誘われてはいるものの、トリック・オア・トリートを逃すのは淋しい。
ハロウィーンをバンドコンテストで過ごした息子の高校バンド。
今日はバンドのパーティーがあり、ハロウィーンを逃したので今日が仮装パーティーなのだそうだ。
で、息子の仮装はというと、9年生のときにラテン語のクラスの「古代ローマ文化にまつわるものを再現作成」という課題で手作りした、古代ローマ戦士の鎧。

そんな重いものをわざわざ・・・・と思う私をよそに、古代ローマ戦士正装の息子はパーティーへと出かけて行った。
このローマ戦士の鎧、確かに息子が時間をかけて一生懸命作成した力作である。
夫の趣味なので我が家に金属加工の道具があるとはいえ、ここまで手をかけて学校の宿題用に鎧を作る人は、まず、いないのではないかと思う。
しかし使用した金属がさびやすく、使う際には毎回サビ落としを行わねばならない始末。
それでもあえて、この仮装でいそいそと出かけていき、帰って来てからは、パーティーの仮装コンテストでは「すごすぎるから」とコンテストのノミネートから外されたよと、外されて満足という顔で語った。
まあ、バンド内の仮装コンテストで審査対象から外されるのはわからなくはない。
つい先日、バンドがマーチングのコンテストの山場を向かえ、「集中強化週間」として士気を高めた際、息子はその1週間、毎日マーチングの練習にこの鎧を着て参加し続けたので、すでにみんなには同じみな新鮮味に欠ける仮装なのだ。

「集中週間」に、そんな重いものを何故わざわざ毎日・・・あきれる私を尻目に着続けた息子だが、さすがに終盤は「肩が・・・」と嘆いていた。
苦労して手作りした、古代ローマ兵士の鎧レプリカ。
苦労の甲斐があり、テキサス州のラテン語コンテスト、更には全米コンテストでアート部門の1位を獲得している。
更にはハロウィーンやらバンドのイベントやらで着用してきたのだから、苦労の元はとれているというものだろう。
で、ふと疑問に思い、息子に尋ねてみた。
「その鎧、大学入学で家を出て行く時、持っていくの?」
なんとなく予想はしたが、帰って来た答えは「うん、多分」だった。
古代ローマのレプリカ鎧、大学生活では、どのように活用されるというのであろうか?