コンコード・ディスコード T | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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本日のpatchも「本日のTシャツ」に戻って、コンコード・ディスコード、陰陽Tシャツ。


息子の高校の12年生、今日は「キャリアデー」。
午前中、生徒たちは将来の志望に関連した職場を見学に出かける。

音楽志望の息子、最初は「テキサス大学マーチングバンド教授」に付くグループに打診された。
テキサスで音楽教育を目指すなら、マーチングバンドは必須と言ってよいが、その辺りを目指しているわけではない息子は別の職場がないかリクエストを出し、音楽録音スタジオ見学に落ち着いた。

とはいっても、録音スタジオも、彼が目指している職業というわけではない。
まあ、学校の行事なので参加するしかないし・・・と出かけて行った息子。
私も、すでに進学の希望分野を決めている12年生に数時間の社会見学が意味があるのだろうか?と懐疑的だった。
しかし、これが意外に「当たり」だったようだ。

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プロフェッショナルの機材や設備は「おお、やっぱすごいね」なんだろうけれど、それより息子の心に響いたのが、案内をしてくださったスタジオの方の話。

その方、以前はホームレスで、なにかのきっかけで録音スタジオの小さな仕事を手にしたという。
そこから、別の仕事を2つ掛け持ちしながら、録音技術の学校に通う。
クラスメートがなにかしらの音楽や技術の知識をすでに持っている中、ゼロから出発の彼は懸命に学び、卒業だかスタジオの仕事を得るためのだかの規定経験を遥かに超えた数のバンドの録音を手掛け、現在のトップ技術者へ登りつめて来たのだそうだ。
「やりたいことは、努力し実行していけばかならず到達できる。とにかく努力し続けることが大事」
そんな彼の話が、高校生の心をピュアにつかんだようだ。

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悪くないイベントだったのね、高校生のキャリアデー。少なくとも息子たちスタジオ訪問組には。
他の「外科手術見学」だったりしたグループはどうだったのだろう。