
本日のpatchは、ボーイスカウトの世界シチズン・メリットバッジ。
未だに、ワンクッション頭で考えないですんなりと答えられない、英語のYESとNO。
例えば、日本語だと、
「包装しないでよろしいのですか?」
「はい、けっこうです」
と、直訳だとYESになるところ
「No, It does not need to be wrapped.」
とNOとなる。
「Would you mind if I smoke?」などと、そばで喫煙しても良いか尋ねられると、頭の中でしばし「喫煙はOKだけど、気にしますか?と問われているのだから、えっと・・・」などとYESなのかNOなのか回答にしばし悩む。
数日前、悩んだのが、息子の学校の新学年度の手続き書類。
毎年年度の頭に同じ書類を回答してきたわけだから、なにも難しいものなどないはずだったのが、回答に「まてよ?」とつい考えてしまったのが、YESかNOで回答するもの。
具体的にはこうである。
「当校では、一部の個人情報を外部団体に公表する場合があります。もし、生徒の情報を外部に提供して欲しくないなら、該当する箇所にマークをしてください」
「マークしろ」とされているのは、「ミリタリー」「パブリック」「学区」「ローカル」の4つがあり、それぞれに「YES」か「NO」かの選択を問われている。
その解答欄にカーソルを乗せると「情報のミリタリーへの提供」などといったポップアップが出る。
私は「情報が提供されてかまわない」と答えたいので、ポップアップの「情報の**への提供」に対して「YES」の回答を選んだ。
が、ここで考えてしまった。
まてよ?この書類、もともとは「基本は情報提供を行います。情報提供して欲しくない方はお知らせ下さい」という趣旨のものだ。
という事は、YESは「提供しないで欲しい」という回答になるのではないか?
考えてしまうと、余計に、YESの回答が「情報提供にTES」なのか「して欲しくないにYES」なのか混乱してきた。
本来なら、それほど気にする項目ではないのだが、気になったのが過去の回答。
もしかして、自分では「開示OK」のつもりで回答していたのが、もしかしたら「提供しないにYES」になっていたのではないかと思えてくる。
というのも、提供される情報と言うのは何かしら賞をとったというような名誉な事も含まれるわけだが、どうも息子のそれらが公に伝えられることがないという気がしていたから。
例えば息子が10年生でオール・ステイト・バンドに選ばれた時の事。
バンド内部での祝福は受けたが、学校ニュース等では触れられなかった。その前年に選ばれた生徒たちは写真入りでニュースになり、息子の年の翌年も写真入りでニュース。息子の年だけ、写真撮影もなかった。
それだけなら、その年だけ偶然そうだったのだろうとも思えるのだが、外部サックスコンテストで入賞した際も、バンドの先生から写真が欲しいと言われ渡したのでバンドのHPか学校ニュースかにでも出るのかと思いきや、何もなし。
ラテン語の全米大会の部門1位を獲得し、最多のポイントを学校チームに加算したのも、しかり。
そういうのが、もしかしたら私が意に反して、そういう情報を公にしてくれるなと間違えて回答していたからではないか?
夫に尋ねると「情報提供にYESじゃない?」と言われたが、なぜ私が混乱しているのか説明すると「う~ん、学校に電話してみるか」と、あやふやになってきた。
その日はまだ学校が夏休み中で、留守電にのこしたメッセージにも折り返し電話はなかった。
アメリカ人の友人母に尋ねてみた。
「う~ん、確かにはっきりしない設問の仕方ね。ウチは主人が回答したので聞いていたら、どちらに回答したか覚えていないし、今見てももう見れない状態(手続きはネット上でのもので、用紙が実際に手元に残らない)になってて解らないって。まあ、ウチがどういう解釈をしたかというのが必ずしも正しい解釈という自信もないから、やっぱり学校に電話し続けてみるのが良いんじゃない?」
というわけですっきりしないYESかNO。
生徒にはまだ夏休みながら、新学年準備でスタッフの勤務が始まる今日、オフィスに出かけて直接質問してみた。
結果、「この書類の解答欄のYESは、情報公表にYESという事です」と回答を得た。
あ、最初に思ったので合っていた。
結局、ああだこうだと、英語の表現を考えすぎちゃっていただけか。
更に、そういえば・・・と思った息子の入賞ニュースの件などもただの偶然か。
あまり考えすぎてはいかん、ということです、ね。