
本日のpatchは、UILマーチングバンドコンテストのpatch、2011-12年バージョン。
月曜の夜、ミシガン州から帰宅した息子。
翌朝の8時には、学校のマーチングバンドの練習開始。
高校のマーチングバンドも、いよいよ最終学年、最後のシーズンを迎えた。

思えば、高校入学時には、ジャズバンドの授業を選択するにはマーチングをするのが必須になり、「ジャズだけできないものか、マーチングなんてしたくもないっ!」と渋々参加し始めたものなのだが、1年目、2年目とその面白さがわかってきて、昨年からはかなり楽しいで参加している。
随分態度が変わったものだ。
変わったといえば、8月の夏休み期間中のマーチング練習キャンプの期間、昨年までは友人グループの親同士で、ランチ時間の送迎を当番制で行ってきたのが、今年はついに親の出番もお役目御免。
16才から運転免許が取得できるテキサス、息子たち17才はほぼ免許をすでに獲得済み。
仲間で同乗してランチへGO!できるのだ。
16才で免許を取り、親に送迎してもらわなくともどこでもいける。
アメリカで16才の誕生日が「スイート16」と呼ばれ、他の年令の誕生日と一味違うのは、そういう事だ。
飲酒や喫煙はまだ法的に認められない未成年ではありながら、独り立ちの年令という意味合いで16才が一つの区切りになる。
というわけで、高校生たちは早く免許を取得し、一人で動けるフットワークを心待ちにする。
なはずなのだが・・・
17才の息子、仮免許をといるためのプログラム受講もお膳立てしたのに、全く手をつけず。
車や運転に全く興味がない。
「ここまできたら18才で取る方がよくない?」(16才で取るのと18才で取るのとでは、取得プロセスが少し異なる)とまで言い始めてさえいる。
親としては、運転の必要性がどうのというより、大学に行くために自宅を出て行く前に、地元でそれなりに運転の経験を積んでから親元を離れていって欲しいと願っているのだが・・・。
先行き暗し。
と、そんな訳で、免許のない息子を迎えに、マーチングの練習の終わる時間に高校の駐車場で待った。
200名以上いるバンドの生徒、そのほとんどがワサワサと駐車場に現れ消えていく。
その波がほぼ終わる頃、のんびりと息子が友人と歩いてくるのが見えた。
友人「お前の車、どこよ?」
息子「あ、迎えが・・・あそこ」
友人「しょぼい車だな」
息子「そうなんだよ。僕が免許取ればあれを貰い受けて、親が新しいのを買う予定だったんだけどね」
そうなのだ。
私の車は1997年モデル。息子と同じ17年もの。
アメリカに来るまで免許を持っておらず、初めて乗るのに手軽だが安全性には定評のあるモデルを中古で買ったものだ。
車は走れば良いくらいの感覚なうえ、コンパクトな方が運転しやすいので、買い替えも考えたことがない。
先日、義母が他界した際、義母のレクサスを私に譲ると言われたが、断った。
あ、そうか。
息子のが全く車や運転に興味がないのは、私から受け継がれたものなのか。
こりゃ、文句は言えない、かも。