パブリック・スピーキング MB | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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本日のpatchは、ボーイスカウトのパブリック・スピーキング(スピーチ)メリットバッジ


TVやラジオの局には、公共放送局が存在する。
スポンサー企業等から広告収入等を得るのでないので、コマーシャルが流れない、スポンサー寄りにプログラムが偏らないなどのメリットはある。

日本で言えばNHKがそうなのだとうけれど、NHKの様に視聴料を均一に徴収する制度ではない。
運営資金は、寄付に頼ることになる。
それで、年に何度か、こういった公共局は大きな寄付キャンペーンを行う。


最近車内で聴いているラジオ局もそうで、ちょうどここ1週間ほど、そのキャンペーン期間だった。
普段はコマーシャルなしで存分に曲が流れるはずの番組、現在は1曲終わるたびに寄付のお願いが語られる。
聴取時間の半分以上が寄付のお願いを聞いている感じ。

キャンペーン期間なのだから仕方ない。
そう思ってチャンネルを替えずに聞いている。

おかげで少し学んだ。スピーチの使いまわしの術。

「月々10ドル、毎月寄付いただければ嬉しいです。月10ドルでどれだけの音楽がラジオのスイッテをひねるだけでお楽しみいただけるか。どうでしょう考えてみてください。いますぐ寄付ください」
この「月たったのこれだけ」「1日たったのこれだけ」という手法は王道。
「貴方のその助けが、毎日質の良い音楽をお届けできる局を継続させる」といった「貴方が助ける」という善意の寄付を訴えるのも基本。
昨年度、どのような放送内容があったか、寄付先の質、価値の補足も忘れずに。

今回、何日も同じ局の寄付お願いトークを聞いて学んだのが、バリエーションを替えるだけパターン。

リスナーの1人1人が少しづつでも出し合えば、局が運営継続できる。
それを例えるスピーチ。
ある日はこうだった。
キャンプファイアをするとします。一人が小枝を一本くべると火が燃えます。次の人がまた小枝をくべると火は燃え続けます。」
それが別の時には、
「タペストリーを考えてください。みごとに織られたタペストリー。それは糸が織り成されて出来上がったものです。貴方が糸を1本加え、誰かがまた糸を1本加え・・・そうしてタペストリーは出来上がっていくのです。」

小さな一つ一つが何かを作る。その小さな一つが大切。
それを、バージョンを替えて入れ替えていけばバリエーションが増え、少なくとも「また同じ事言ってるよ~」というわけではなくなる。
まあ、例えを入れ替えただけで、言ってる事は同じじゃん!と苦笑しなくもないけれど。
何かの長期キャンペーンで使えるアイデアかも。
どれだけの例が入れ替えできるか、バリエーションを豊富に出せるか、その能力がないと使えない。
今回、苦笑しながらもつい聞いてしまったのは、そこ。
「ははは、今度はそう来たか~」

とりあえず、期間中、車に乗ると聞いてしまう寄付キャンペーン。
寄付のホットライン電話番号は連呼されて、覚えちゃった。
うん、連呼の効果、認めよう。
その連呼を聞かせ続けられたのは、同じ内容を品を変えて語るバリエーションの妙だった、のかも?