ボーイスカウト(ビンテージ)patch | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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本日のpatchは、ボーイスカウト章のビンテージもの。


金曜の夜から、転籍した新しい隊での初キャンプに参加してきた息子と夫。
そのキャンプから帰って数時間後、今度は、旧隊の最後のセレモニー。

息子が6年間、活動を共にしてきた隊は、昨年末で解散したが、その期間内にイーグルスカウトに達成したスカウトたちのイーグル昇進記念式典。

解散を決めた時点で、まだ若い隊員たちには早めに別の隊への転籍を促したあと、あと少しでイーグルという年長の隊員7名が残り、解散までにみんなでイーグルを目指してきた。

そして解散時、6名が全ての課題を終了しイーグル認定。
残る1名、というのが・・・ウチの息子。
本来最後のプロジェクトに時間を注ぐ期間、息子は他の活動に時間を取られ、完成にいたらなかったのだ。
プロジェクトは、転籍した隊で引き続き完成まで続けられるので、イーグルに到達するには問題はないとは思うが、「みんなでこの隊でイーグル」が達成できなかったのは残念ではある。


イーグル達成がどうのというより、今回の式典が、本当にこの隊の最後の活動なのが淋しい。
メンバーが少ない小さな隊だからこそ、アットホームに活動できた良い隊だった。

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式典も、厳かながら温かい。
6人のスカウトがイーグルの紋章を送られ、イーグルスカウトに。

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ここで、予想していなかったことが起こった。
息子がスピーチをさせて欲しいとステージ上に。

「6年前僕がこの隊に入った時、この隊のメンバーはみんな始めて見る顔で、友人は一人もこの隊にいませんでした。でもそれから皆で一緒に活動し、お互いをわかりあえて本当に楽しかった。この週末、僕は転籍した新しい隊のキャンプに行きました。そこで「今回のキャンプは最高だな」と皆が言っていましたが、この隊でのキャンプとは比べ物にならない。ここのみんなこそ最高のスカウト、最高の仲間だと明言できます。」

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驚いた。
もともとシャイで物静かな息子。
その息子が、自ら手を上げ、ステージに上がり人前(イーグル昇進のスカウトたちの親族、関係者、来賓等がホールを埋めていた)ではっきりした口調でスピーチするなどというのも、この隊のアットホームな暖かさに中で活動してきた効果だ。
大勢の中だと埋もれてしまいがちな性格の息子が、欠点も長点もみんながわかってくれる小さな隊だからこそ、自信も付き、リーダーにも選んでもらい、多くのことを学んで成長できた。

スピーチ内容も、「僕だけ遅れを取りましたが、後に続いてイーグル達成して見せます」なオレオレスピーチではなく、仲間のことを絶賛する感謝スピーチ。

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(シャイで話しかけられなかった息子が仲間を絶賛するスピーチを自らするまでの成長に、リーダーも感動して抱きつく。)

本当に良い隊だった。

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小さな隊ゆえ、父母として私も少し手伝いはした。
他の大人リーダー達に比べると些細な手伝いでしかないのに、式典でボランティア感謝され、恐縮。

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リーダーとして貢献してきた夫も。

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こうして、6年間息子が成長を共にしてきた隊は、最後の活動を終えた。
隊の大人リーダー、すでに卒業して行った先輩たち、一緒に活動した仲間たち・・・6年間ありがとう。


イーグルにはまだ到達できなかったが、息子がこの隊で手にした最後のメリットバッジ

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淋しいが、別の隊で、息子のボーイスカウト活動は、続く。