
本日のピンズは、コアラのボーリング・ピン。
昔、毎年結婚記念日に毎年写真を撮り続けてきた夫婦の写真を雑誌で見た。
毎年、その決まった日に、自宅テーブルの同じ場所で、1枚づつ撮影された写真が並べられると、毎年の変化が見えて面白い。
その結婚記念日写真を撮った方が、並べて見て気がついた事としてコメントされていた。
「カーテンが何年も同じ。それより、妻が数年同じドレスを着ている。気がつかなかった、新しいドレス買って上げれば良かった。」
そういう事、毎日が継続して過ぎていくと気がつかない事は多い。
その方たち、お姑さんと同居されていたようで、最初の方にずっと一緒に写られているお姑さんが、ある年を境に写真に写らなくなる。
その数年後、別のお姑さんが写真に加わるようになる。
同じ条件でとり続けた写真を並べて見える、家族の年表。
面白いなあと思ったが、実際に自分がやってみようと思うと、毎年継続して実行して行くというのは意外に難しい。
そんな昔の記事を思い出させる、34年間サンタと写真を撮り続けている兄弟という記事を見た。
こちらは、母親が毎年クリスマス時期にショッピングモールに子供を連れていって写真を撮り始めたもの。
最初の4年は兄が一人でサンタと写っている。
5年目にそれが2人になり「弟が生まれたのだな」とわかる。
その後も毎年兄弟でサンタと写る写真。
こういう「サンタと写真」というのは、対象が小さい子供。
だがこの兄弟は、毎年笑顔で撮影を見つめていた母親のため、毎年写真撮影を続けることに決める。
大学入学で家を離れても、毎年クリスマスには帰省し2人でサンタ撮影に集合。
そうしてとり続けること34年。
一昨年の写真には兄弟とサンタ、そして兄の膝には赤ちゃんが加わる。
更に今年の写真には、サンタと兄と2人の赤ちゃん、弟と1人の赤ちゃんの6人が写真に収まっている。

これ、毎年たった1枚の写真をとるだけだから簡単そうだけれど、そうでもない。
実際この兄弟は、普通はもうサンタと写真など撮らない年令になっていた頃、同級生からからかわれたたという。
継続の強い意思がないと、ムリ。
34年間続いた、兄弟の伝統行事。
これからも続いて欲しいなあ。
継続は力なり。
何が「力」か、この話では関係なさそう。
ここでは、「継続は愛」とでも言えるだろうか。
♪写真に写る時の君は いつも目をつぶっていたね