WLラクロス9番ジャージ | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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本日は「本日のピニー」に戻って、背番号9番のラクロスジャージ。


アメリカでは最も人気のスポーツと言って良い、アメリカンフットボール
私は全くファンではなかったのだが、息子が高校バンドで母校のアメフト試合には必ず参加するので出かけるようになった。
息子の学校というレベルの話であっても、応援するチームがあると俄然観戦は面白くなる。
ルールも全く解らなかったのも、今では「ああ、こういうゲームなんだ」くらいの事は解るようになった。

とはいっても、どちらかというとメインのアメフト試合の外の、サイドラインの小話の方に面白さを感じてしまう。
例えばこんな、アメフト・サイドライン・ストーリー。

<その1>
サン・アントニオ(テキサス)の高校アメフト試合での事。
試合中、反則があった場合、審判が黄色い布をフィールドに投げて反則が起こった事を指摘する。

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その黄色い反則布が、応援演奏する役250人のバンド生徒に対して投げられた。
理由は「過剰な騒音」違反。

テキサスの高校はNCAA大学ルールを採用しており、紳士的試合進行が求められる。
アメフト選手がタッチダウンを決めた際に「人差し指を空に向けて上げた」だけでも「過剰な祝福行為」としてペナルティになったりしている。
それにしても、バンドの応援演奏がうるさすぎだったりするのも違反になるとは。
うるさすぎバンドの「過剰な騒音違反」のペナルティは、アメフト試合の5ヤード喪失。

ペナルティは起これど、試合はうるさすぎバンドの学校が勝った。
試合後バンド先生がアメフトコーチにペナルティを謝罪しに駆けつけた。
アメフトコーチは一言「いや、良いですよ。どうぞやりたいようにやってください」
良かった。
バンドだって、試合に勝って欲しくて応援しているのだもの、ね。


<その2>
オーバーン大学のアメフト試合での事。

試合中、フィールド横のサイドラインにミシンが登場。

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試合が行われるそのすぐそばで広げられたミシンで、ユニフォームのジャージが補修されている。

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即効補修されたユニフォームは、すぐに選手に着せられてフィールドにGO。
試合のサイドラインには怪我に対応できる救急箱や水分補給やらが用意されているのは想像に易い。
が、ユニフォームを縫うミシンまで即用意できるとは驚き。
しかも、アメフトチームに、ミシンを使いこなせる人がちゃんといるのも、意外な感じ。


<その3>
これはサイドラインではなく試合の話だが・・・
高校アメフトは現在、州チャンピオンの座を目指してプレイオフ中。
昨年度の4A(学校の生徒数で5A,4A・・と部門が分かれる)チャンピオンC校が、姿を消した。
1点差で敗戦。
試合残り数秒で、1点差で負けていたC校は、ゴールエリアまで7ヤード(6.5m位)の位置におり、フィールドキックを選択。
キックが決まれば逆転勝利。
7ヤードというのは、キッカーには遠くない距離。
誰もが逆転を信じたであろうその場面でキッカーの蹴ったボールはゴールをそれた。
試合終了。
負けたC校選手は泣き崩れ呆然。
勝った相手校選手も、それたボールが信じられず「え、勝ったの?」と呆然。

甲子園の高校野球と同じ。
国が違えど、スポーツが違えど、高校生としての「今しかない」試合は、筋書きのない青春ドラマ。

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(この写真はオースティン・ステイツマンからお借りしています)


♪ドカドカうるさいR&Rバンド