
本日のTシャツは、高校のスピリットTシャツ。
高校のアメフトのレギュラー・シーズンが先週で終わり、その結果で今週からのプレイオフ戦が始まる。
シーズン成績でプレイオフが決まったチームが、ここから、ダラスのカーボーイスタジアムでの州チャンピオン戦進出を賭けて戦っていく。
ここからは負けた次点で終わる、勝ち抜き戦。
各地区(ディストリクト)から4チームがこのプレイオフに進出となり、その中での順位を元に対戦カードが決まる。
今年の息子の高校はディストリクト1位を逃しており、強いチームが順当に勝ち残るように「強vs弱」と組まれる初戦の「弱」の方となる。
解りやすくチームの州ランキング(現時点)で言うと、州ランク106位の我が校は初戦で州16位のチームと対戦。
「順当に行けば消えるべきチーム」と言われているような対戦カード。
ということは、息子たちバンドにとっても、今日が今年のマーチングの最後になるという事か。
そんな風に考えていたら、息子が言った。
「それがさ、相手のクォーターバックが怪我で試合に出られないんだって」
クォーターバック(QB)は野球で言うと投手、いや、それ以上に試合を動かす肝心要のポジション。
メインのQBを使えないとなると、状況はかなり違ってくる。
まあ、それでもチームスポーツ。
強いチームは、他の選手も強いはず。
負ければ後がない、勝てば快進撃の1戦。

選手も気合が入るのはもちろん、チアリーダーやダンスチーム、バンド、そして観戦者、プレイオフ独特の空気が流れる。

言い方はちょっと違うかも知れないけれど、お祭り的でありながら緊張感。

州チャンピオンへの道はここから始まる。

今年のプレイオフ戦のキックオフ。

第1クォータで、こちら側のパスだったのをインターセプトされ、フィールドをあれよあれよとほぼ完全に横切られるロングランでのタッチダウンが立て続けに起こり、前半は負け越し。
やっぱり強いチームは強いよな。
そう思いながら、今日の観戦は前半戦とハーフタイムのショーまで。
明日、地区(リージョン)オーケストラのオーディションがあり、それに参加するバンド生徒はハーフタイムまででお役目御免で早退が許可されている。
通常サックスはオーケストラに編成されない楽器なので、今までオーケストラ・オーディションには無縁だった息子。
だが今年は、演目上アルトサックスが1名必要となり、2週間ほど前に急遽サックスのオーディションが追加された。
というわけで、オーディション急遽参加の息子も、今日はハーフタイムまでで帰宅。
同じくオーディション早退の友人たちとスタンドから出てきたあと、バスに残してきた楽器ケースを取りにいった息子たち。

普段は試合から直接学校に持ち帰ることになる楽器やユニフォーム等を、今日は自宅に持ち帰ることになる。
「見ててね」とベンチに残されたそれらを眺めていて思った。
今まで「あの中はどうなっているのだろう」と思っていた、バンド生徒たちが試合に持参する手持ちボックスの中を覗くチャンス。

(↑このボックス)
というわけで、息子楽器ケースを取りに言っているのを待つ間に、ちょっと拝見。

なんだ・・・
帽子ケースと言っても良い感じなんだ。
マーチング用帽子と、ユニフォームの袖カバー、楽譜スタンドと譜面、そして水ボトル。
面白い「こんな物はいってました」な発見は、なし。お菓子類すら隠れていない。
そうか、学校の活動だしね。
なんだか「つまらないの」と思う私が、不謹慎ではある。
そんなこんなで試合途中でスタジアムを後にした。
帰宅後、学校の速報ページを見てみると・・・
「勝利!」の文字。
あ、勝ったの?
大方の予想に反して、勝ってしまった。
しかも、逆転勝利の場面を、見逃した。
そうか、勝ったのか・・・。
というわけで、息子のバンドのマーチングも、来週の第2戦へ続行。
今年もまだ終わらない、高校アメフト、そしてバンドのマーチング・シーズン。
(でも、プレイオフのハーフタイムは、大掛かりなショーはもう行わない。かなり簡素化される)