放課後、息子から「迎えに来て」テキストが入った。
ちょっと前までは一応電話をかけてきて「迎えに来て」と言っていたのが、最近ではテキストメッセージ。
高校の駐車場に到着すると、息子がA君と一緒にこちらに向かってきた。
「乗せてくれてありがとう」と乗り込んでくるA君。
こういう時いつもそうなんだけれど、息子は言ってこないので「あ、乗るんだ」とこのときに気がつく。
A君宅で、「Mrs.**どうもありがとう。**(息子の名)じゃ、7時半にな!」と言ってドアを開けて降りて行くA君。
「え?7時半って何?」
「ああ、先輩のロックバンドの練習(息子たち、ホーンセクションとして勧誘された)」
聞いてねえ~!
昨夜またも3時間ほどしか寝ていない息子。今日はこの後は予定がないのがせめてもの救いだと思っていたのだが・・・
それよりまず、送迎は私になるわけだから、わかった時点で伝えておいてよっ!
息子がバンド練習に出かけている間に、ご近所から電話。
「うちのB(息子より1学年下)が数学の宿題で頭をかかえているのだけど、**(息子)にちょっと見てもらえないかしら?いつもなら主人が見れるのだけどまだ帰っていなくて。」
息子は出かけてるので、ならば理数系オタクの夫を向かわせましょう、という事で、私とB君母で合意。
夫も「まかせとけ!」とばかりに出て行こうとしたとき、当のB君から「宿題は何とかなりますので、結構です。ご好意は感謝します。それより明日、父がロボコンの事で話をしたいそうなのでよろしく。」と電話が入った。
相手方の事態が想像できる。
多分、母親がよかれと思って相談したのは、B君にとっては余計なお世話だったのだろう。
ウチの息子が来るならまだしも、近所の父ちゃんが駆けつけるのは大袈裟というか気恥ずかしいというか、とにかくノー・サンキューなのではないか。
息子が同じ状況でも、そういう感じになるだろうなと想像できる。
親に話す言葉の量は減少してくるティーンなお年頃。
だけれど、A君の「ありがとう」やB君の「結構です」の話し方がきちんと丁寧になっているのに成長を感じて嬉しくもなる。
まあ、自分も通り過ぎてきたそういう年代。
いわゆる「青春期の息子たちを見ていると、ちょっと眩しくもある。
眩しい・・・けど、また今夜も4時間睡眠とかそんなだな、息子。