夜8時開始で、ブラジル音楽のバンドが8組次々に登場する、ブラジル・パーティーなイベント。
このイベントに出演するサンバ隊のホーンセクションに、高校のジャズ仲間で参加する息子。
息子たちはリーダーの子の家に集まりそこから出かけていくので、私は彼らの出番に合わせてゆっくり出かけた。
サンバ隊の出番、夜中の12時からなのだ。
会場のライブハウスに到着後、出番待ちのサンバ隊と息子たちと一緒に少し外でスタンバイしたあと、会場内へ乗り込む。
フロアはリズムに乗って体を揺らし踊る人々でいっぱい。
息子参加のサンバ隊は、サンバ独特のドラムをガンガン鳴らしてリズムを刻み続け、大きな羽飾りをつけハイレグな衣装のダンサーたちが踊ると言う、王道のブラジルサンバ。
そういうサンバのイメージだけで臨んだら、息子たちの前に出演中のバンドが、ブラジル風スカバンド的だったのが新鮮で面白い。
そしていよいよ深夜0時をまわり、サンバ隊と息子たちの登場。

サンバのズンドド、ズンドドと力強いリズムに乗せて、息子たちがジャズをコラボ。

そして、ボーカルやギターが加わり、やっぱりブラジル風に味付けされたスカ風な演奏が繰り広げられる。
フロアはまだまだ踊る人々でいっぱい。

サンバ隊の出演時間も終わり、息子たちのホーンセクションも、お役目御免。
ホーンセクションが加わらない演奏もあり、息子たちが正味演奏した時間は長くはないものも、ステージに上がり演奏できる貴重な経験は、楽しくなかったはずはない。
まだまだ次の出演バンドが続き、熱狂が止まない「ブラジル・デー」会場を後にしたのは午前1時過ぎ。

息子が空腹だというので、どこかに寄ることにした。
夜の1時に開いている店はというと・・・と考えはじめると、息子が自慢げに「昨日アメフト試合の後に行ったカフェ、教えてあげる」と。
息子たちがどんなところまで足を伸ばしたのか、そのカフェに寄ることにした。
そういうわけで24時間営業のカフェで、パンケーキ。
深夜のライブハウスとカフェ。
それをリードするのが、息子。
なんだか不思議な、オースティンの夜の街でのひととき。