
本日のガラクタコレクションは、たこ焼きキーホルダー。
フード・トレーラーという、移動式のいわゆる「屋台」が、オースティンに次々に出現し、一つのオースティン・カルチャーとして定着しつつある。
屋台とはいっても、クリエイティブなメニューや、オーガニック食材使用や、といった凝ったものも多く、新しいカルチャーというのにも頷ける。
このトレーラーの楽しみ方、例えば、息子の友人グループが屋台村(今はない)でランチとしたとき、7人の男子は、まずこの屋台でコレ!と皆で一つ注文してシェア、そして次の屋台でまた一つ注文してシェア・・・で屋台巡りでさまざまなバラエティーを皆で楽しんだのだそうだ。
(その間、親グループはメキシカン・レストランでゆっくりランチ、だった)
そんなオースティンの新名物なるフード・トレーラー。
普段はあちこちに散らばっていたり、移動したりする店のいくつかが、イベントセンター前に集まる「トレイラー・フード・チューズデー」というイベントが10月まで毎月最終火曜日の夕刻に行われている。
このイベントを知ったのは、マラソン関係のお知らせ。
イベント会場横で、フィットネス・ブートキャンプが行われ体験参加できという告知でもあったし、会場は人気ジョギング・スポットにも近いので「走ったあとは屋台へ行こう」なお知らせだった。
ブートキャンプは、今の私にはキツすぎるのでパス。
夕食をトレーラーに出かけてみるのも悪くないけれど、わざわざ行くのもな~と迷いながら、出店リストをチェックしたら、このイベントの今月のライブ演奏が、以前コンサートを観に行って良かったジッターバグ・バイパーズだというので、出かける事にした。

夏のオースティン。
野外に並ぶ屋台トレーラーから食事を選び、芝生に座って、ダウンタウンのスカイスクレイパーを眺めながらピクニック気分。
このカジュアルさが、Keep Weird なオースティンのカルチャーとしてマッチ。
ちなみに私は、こちらのトレーラーで、

「六本木ホットドッグ」を選んでみた。

ホットドッグのビーフ・フランクだけでなく、その上にポークBBQが乗っかり(写真では見えない)、トッピングが人参と大根の酢漬け(ナマスっぽい)にチリマヨのピリカラソースにワサビ胡麻。
珍しい組み合わせが新鮮で、次々にやって来る異なる具の味のハーモニーが予想以上に満足な美味しさ。
そして、ジッターバグ・バイパーズのゆったりした音楽が、心地よい。
コンサート会場でとはまた違った、オープンな心地よさ。
シャープなドラム、エッジがありながらどこかフワフワしたギター、ハッピーヒッピー・ベース、そして今日改めて特に気がついたのがボーカルの魅力。
後を引くゆったり感、チェット・ベイカーのボーカルに似た「味」だろうか。
ああ、良いな。
このバンドも、次々にやってくる異なる具の味のハーモニーが絶妙。
・・・なんて、ホットドッグと同じにしちゃ、失礼、か。
note:息子は今日、リヒテンシュタイン、そしてオーストリア入り