
本日の「ガラクタ」は、パール(もどき?)のペンダント・ヘッド。
クラシック音楽畑の人々というのは、ステレオタイプ的に、きちっとした高貴な方々というイメージがぬぐえない。
そんなイメージを持って、ピアニストのスタジオに向かった。
今月末に息子が参加するサックスのソロコンテスト州大会で、ピアノ伴奏が必須なのだ。
地区大会は参加数が多いので、学校で手配して貰えたのだが、参加数が少ない州大会は各自の手配となる。
紹介されてお願いし、引き受けていただけたのがA先生。
オースティンで音楽スタジオを開設し、ピアノやバイオリン、チェロ、ギターなどの生徒たちを抱える方だ。
大衆音楽な私には、ちょっと高尚っぽくて敷居が高い。
などと「自分の知らない世界」に踏み込む気分ででかけたピアノスタジオ。
クラシック音楽家は時間にもきちっとしていそうと出かけたのに、待たされること15分。
現れたA先生は「楽譜が見当たらなくて・・・この曲ずっと弾いていないけど・・・」と、とりあえず合わせてみましょうと、演奏が始まる。
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いや、素人耳にも、何かがおかしい・・・
どうも使った楽譜が違うようで、息子が持参したもので再び、三度・・・
さすがに毎回良い伴奏になっていく。
「この曲、こんなに楽しく弾けた事はいままでなかったよ」
と、なぜか楽しそうな先生。
ジョークをとばしては「ヒヒヒ」と笑いながら、リハが進んでいく。
終了後、当日の時間などを確認。
ちょうど今日わかった息子の出番は、朝早い時間だった。
朝が超苦手な息子。こりゃ出順はハズレっぽいわ・・・と思っていたところなのに、A先生の一言が「うわ~、早いな~。僕朝は苦手でねえ。朝の2時とか3時とかならバリバリ起きているから大丈夫なんだけどね~。」
夜型息子に夜型伴奏者。
う~ん・・・
大丈夫か?
スタジオを後にする際には、最初のステレオタイプ的「クラシック音楽家」のイメージが飛び去ってしまっていた。
気さくな楽しい先生。
ある程度の予想はしておいても悪くは無いとは思うが、勝手なイメージで自分のステレオタイプ像を作ってしまってのは良くないな。
そんな事を思った、ピアノ・スタジオ訪問の日。
BGM「アイ・ライク・ショパン」GAZEBO