
本日のピニーは、昨日のジャージの色違いで、ウエストレイク・ラクロスの36番ジャージ、白バージョン。

週末、息子の高校ラクロスチームのOB選手の家のガレージセールに寄った。
先輩OB選手たち(3兄弟)は、いずれも高校卒業後同じ大学に進み、大学でもラクロス選手として活躍。
そんな彼らの親が開催するガレージセール。
ラクロス関連のものも出るとわかっていて出かけたわけだが、見てみると、ちょっと懐かしい1品が。
まだ息子が高校入学前のユース時代、貫禄が全然違う高校生選手たちが誇らしげに着ていたジャケット。

アワードジャケットだったのだろうか、他のチームグッズとは違い、このジャケットは一般に斡旋されることはなく、高校選手だけが着られる代物だった。
かっこいいなあ~。
そんな羨望のまなざしで見ていたジャケットが売られている。

(2010年ユース時代のブートキャンプ写真。このジャケットを着た高校選手から指導を受ける息子、の図。)
つい、ノスタルジックなメランコリーに駆られて購入。
しかも、もともとの持ち主は、大学ラクロスでも活躍する羨望の先輩。
ラクロスでもトップ選手、勉学も学年トップクラスだった先輩にあやかれるかも。
で、このガレージセールでしみじみ思った事。
「物に執着しない人は、全く物に執着しない」
ラクロスグッズ以外にも、元の持ち主はあの先輩だなと思わせる物が並ぶ。
卒業式でガウンの首に掛けるオナーコード、オナーソサエティーのものも含めて、ガレージセールで売り出し。
ボーイスカウトのグッズも売り出し。
驚いたのが、そのボーイスカウトもので、スカウトが目指す最高ランクのイーグル、そのイーグル式典で手にするイーグル専用のネッカチーフ、そんなものまで売りに出ている。
「これ、間違って出してない?イーグルのネッカチーフだけど・・・」
ガレージセールを主催している、彼らの母親に一言確認してみた。
「ええ、そうよ。これは1度しか着用していないから定価に近い値段で売るの。」
1度しか着用していないって、式典で授与された時って事ですよね。
それ以来着用しないにしても、イーグルに晴れて到達した記念にとっておかないの?
確かに、大事なのは「イーグルになれた」という事実であり、ネッカチーフがあろうがなかろうが、その道のりの想い出はスカウトのココロの中に存在しつづけるわけだけれど・・・。
私には出来ないな~、記念の物をガレージセールでうっぱらって処分。
物に執着しない、所有する事にとらわれすぎない、そういうタイプの人には憧れもある。
そういう生き方を出来ない自分が、モノにとらわれすぎ不自由な人間に思える。
でも仕方ない。
コレクター気質な自分。いまさら変わりようもない。
「これ売るの?」とイーグル・ネッカチーフに言及した時の、「ええ、そうよ」とすっきりきっぱりした目でじっと私の目を見たOB選手母のまなざしが、いつまでも残像のように焼きついて離れない。
BGM「ソファ」斉藤和義
♪目の前の欲しいもの 忘れてる捨てるもの