
本日のピニーは、ウルフ・ラクロスのピニー。
ウルフ・・・オオカミ、ね。
息子が夏休みに参加する旅行。
企画自体はテキサスで組まれているのだが、旅の細かい手配を行う旅行代理店は他州にある。
その代理店、メールアドレスを公表していない。
ニュースレターや書類等は全て郵送。質問は電話。
何故今時ニュースレターすら紙で郵送してくるのかと、時代遅れじゃない?と思っていた。
更に、細かい日程や宿泊先も、まだ明示されていない。
(企画しているグループが信頼できるので、心配はしていない。)
先日、その旅行のミーティングがあり、説明された理由に納得。
それらは、子供たちの安全のため、なのだそうだ。
例えば、離婚などで片親がどうしても子供を自分の全親権下に置きたいとか、なんらかに理由で、旅の日程を見て現地で連れ去ってしまうとか、そういう事が起きかねないのだと言う。
実際に過去にそのような事があったのかは疑問だが、旅の間にそういった「身内による誘拐」が起こらないように、あえて予定は前もって公表しない、通信はネットを使わない等を心がけているのだそうだ。
米国で親が離婚した場合、共同親権になる場合が多い。
子供たちは、決められた予定に則して、母親と父親の間を行き来する事になる。
子供の全権を持ちたい親が子供を「誘拐」する、という事態は、米国では少なくない。
なるほどね。
だから現時点でも旅の詳細はまだ「秘密」なわけなのか。
で、この先どうするのだろう?
まさか最後まで「今何処を周っていて、何処のホテルに宿泊しているのか」が親にもわからないなんて事はないと思うのだけれど・・・。
かといって、じゃあ、どの親には知らせても安全なのかは(どの親には知らせてはいけないか)を、代理店はどうやって把握するのだろう?
解るようで解らない、アメリカ的な子供の安全対策。
BGM「SOS」ピンクレディー
♪この人だけは大丈夫だなんて うっかり信じたら