
本日のピニー13枚目は、トリロジー・ラクロスの背番号13番ピニー。

息子の学校では、来年度の授業選択や、新入生向けの説明会等が始まっている。
今日は、バンドの、来年度新入生の父母説明会だった。
この説明会、息子が8年生の時に私も参加しに出かけた。
父母が高校バンドについての説明を受けている間、子供たちは高校第1バンドの生徒と一緒に即席リハを行い、説明会が終わった父母にミニ・コンサートを披露するという運びだった。
いつもお迎えコールが入る時間に息子が「8年生説明会、今日なんだって。8年生と演奏しなきゃならないから遅くなる」と電話が入った。
8年生としてこの会に参加したのがそう昔でもないような気もするのに、今年は息子が新入生を迎える側で参加しているという事に、時の流れの速さを感じる。
息子が新入生だった昨年に一学年上で、全体的に見ればまだ「下っ端」に位置していた先輩たちが、来年は最上級生になるんだという事実も、イメージとして実感がしっくり来ない。
高校時代なんていうのも、あっという間に過ぎていくようで、なんだか切ない。
さて、その説明会での8年生との演奏を終えて、車に乗り込んできた息子が見せたもの。
赤いワックスでシーリングされた、ミステリアスなカード。

内容はミステリアスでもなんでもない、息子が全テキサス州バンド入りを果たした事を祝福する、おめでとうカード。
「ミステリアス」なのは、差出人が校長名でもバンドの先生名でもなく、聞いたことのない会の名前しか書かれていないこと。
息子がコレを受け取ったのは、学校オフィスの伝令を担当する「メッセンジャー」の生徒が、8時間目の授業の教室に運んできた、と言う。
その「聞いたことにない会」というのは、どうやらバンドだけでなく学校全体で、何かしらを成し遂げた生徒にこうしたカードを贈っているらしいというのはわかった。
その実態が誰なのかは、昨年度の「卒業式でわかるかも」とツィッターされていたのもわかった。
学内の生徒の功績を把握し祝福しているのだから、校長、カウンセラー、オナー・ソサエティ、生徒会・・・?
謎なのがひっかかる。
という事で、ただ「校長からカードを貰ったわ」とかより、ミステリアスな分カードの存在感が増す。
差出人が特定されないカードが、メッセンジャーを通して授業を受けている息子に届く。
メッセンジャーが鳥なら、ハリー・ポッター?
なかなか憎い演出、遊び心だ。
BGM「赤いラブレター」ARB