
本日のピンズは、昨日のマーチング州大会の記念ピン。
ありがた迷惑というかなんというかただの迷惑と言うか、高校対象のコンテストでありながら、こういう大会、平日開催が多い。
参加する生徒たちは「学校関連行事参加」として、授業をパス。
その分、宿題が増える。
それだけでも、大会に時間をとられたあとに積もった宿題をこなす時間が必要になるわけなのに、マーチング大会は終了が真夜中になったりする。
昨日も大会を終えて会場を出たのが12時近く。解散したのは夜中の2時。
特に今回は、翌朝(今朝)に、10年生は大学入試「ACT」の予備試験を受験することになっている。
バンド所属の10年生は、睡眠不足で臨まねばならないのは必至。
と、そういう状況において、「私は教育ママゴンでは到底無いわ」と自覚した一件。
今回、バンド先生からは「10年生は先に帰るオプションあり」などという指示はなかったものの、一部の10年生母が自らそういうオプションに走ることにした。
大会前日、息子の友人A君母から電話がかかってきた。
「大会終了後、子供たちがバスに乗るところでピックアップし、会場から直接帰宅させましょうよ。今のところ車2台確保してるから、貴方が、家の方向が同じB,C君(双子)を乗せて帰ってくれればパーフェクト!」
電話を受けた時、息子は家にいなかったのだけれど、多分息子はみんなでバスでワイワイ帰りたいだろうと、私は息子を現地ピックアップする予定ではないと言葉を濁した。
が、「息子の友達グループ(の親)でこの帰宅グループを計画しているわけだから、バスに残ったところで息子の友達はバスにいないのよ、バスにする意味ないでしょ」と押せ押せで頼まれ、そこまで私の車が必要ならば、息子を説得するしかないか・・・と、計画に乗ることにした。
グループからは感謝されたが、やはり息子は不満気。
今度は私が息子を説得する番となった。

そんなこんなで、大会終了後、子供と楽器の相乗り振り分けに集まってみると・・・
観戦に来れない予定だったZ君父が来ており、「B,C君を乗せて帰っても良い」と言う。
というか、すでにZ父はZ君の帰宅の友にB,C君に打診済みで、B,C君は私の車より大きいZ君父の車に乗る事にちゃっかり鞍替えしていた。
(ほらね、私の車は小さいから、というのもこの計画に乗るのを渋った理由の一つだったのよっ。近場ならまだしも、長距離だと小さいは快適じゃないし。)
で・・・
えっと・・・
「B,C君も一緒だから」と、渋る息子を納得させたのに、私の車で帰るのは息子だけということになる。
それでは、息子にとっては踏んだり蹴ったりで何のメリットもない。
まだ変更可能だったので息子に選ばせたら、やっぱり「バスでみんなと帰る」を選択してそそくさと消えていった。
確かに、息子の一番仲良しグループはみんな車で帰宅していったのだけど、バンド仲間はそれだけじゃないもんねえ。
夏から練習に励んだマーチング。
そのシーズン最後の大きな大会で満足の成果を残した帰路。みんなでバスで盛り上がって楽しめる時間じゃない?
高校時代のそんな一時を楽しませてあげられなくては淋しい。
車で直接帰宅しても、多分時間的には30~60分の差。
ACT予備テストは受験本番ではないし、進路指導に使われるのが目的。
(更に、個人的には、息子はすでに本物の「ACT」を受験経験済みなのでどんなものか把握済み)
テスト受験のために睡眠を30分増やせるよりも、楽しい一時を過ごせる方が、私から見ても良い選択だと思えた。
足並みを揃えなくて申し訳ないが、どうも、私はそんなに教育ママゴンではないようだ。
テストのためのに1分でも多く睡眠を、より、楽しい高校時代の一時の方が貴重に思えるのだ、私には。

ちなみに、バスを選択した息子、「バス内で数人が下着姿で写真を撮り出して、なんかわからないけれど楽しかった」と、やっぱり子供たちの気分は高揚盛り上がりだった様子。(でも、下着姿??)
更に、結局私は子供たちは誰も乗せず、一人で高速を2時間近く走って帰宅することになったわけだが、これが実に結果オーライ。
高速の出口を間違え、おりたところで道に迷った。
そんなことをしていたので、私が学校に着いた時、息子たちのバスは既に先に到着しており、5分と待たずに息子が車に乗り込んできた。
もし、B,C君を乗せていたら、早く帰宅するという目的が全然果たせていなかった事になる。
あ~良かった。
まあ、全ては「シャンシャン」で収まったわけだ。
BGM「秩序のない現代にドロップキック」Mr.Children
♪教育ママと近所で呼ばれても