
本日のピンズは、ユニバーサル・スタジオのピン。
まだ息子が学校から帰ってくる前に、A君母から電話があった。
「息子さん、ウチのAたちとトリック・オア・トリートするから仮装してサックス持って7時にウチに集合ね。」
あれ?
息子、トリック・オア・トリートなんて子供のもので「僕は卒業したモンね」と数年前から出かけていないし、今日も予定してなかったはずなんだけど・・・。
しかもサクソフォン持って来いと言った?
学校に迎えに言って話がわかった。
学校のバンドで「バンドのメンバーは、楽器を演奏しながらトリック・オア・トリートすること!」と、お達しが出たらしい。(多分、先生からではなく生徒リーダーから。バンドの宣伝活動かと。)
それで息子も、バンド仲間の友人たちと急遽トリック・オア・トリートすることになったのだ。
息子はもう高校生なので、勝手に準備させて、集合場所の友人宅へ送り届けたら終了。
私にとってメインは、ウチにやって来る子供たちにお菓子を配ることだ。
例年のごとく、100人分強を用意。

ただ、今年は予測がつかない。
ウチの町内会(HOA320世帯)で、今年、初めてパレードを行うことになった。
今まではそれぞれが勝手にトリック・オア・トリートしていて、子供たちも散らばっていたのが、今年はまとまって陽が沈む前にパレードするのだが、我が家はそのパレードの通り道。
「パレードが通る場所の家庭は、路肩に出てパレード参加者にお菓子を配ってください」という告知も来ていた。
パレードが通る、といっても、何せ初の試み。
参加する子供の数が予想できない。
また、近所の子供たちがパレードで押し寄せたあと、中高生がそのあとの波となって来そう。
ウチの学区、親切なことに、今日は「ノー宿題デー」で皆宿題がない上、明日は「レイト・スタート・デー」で、始業が2時間遅いのだ。
いつもならトリック・オア・トリートしない中高生も、浮かれて参加が増えるかも。
パレード、というと、人々が集まって一団になってやって来ると思うのだが、アメリカだからなのか・・・
子供と付き添いの親が、パラパラと数人づつの切れ切れでやってくる。

ちっとも「パレード」じゃないではないか、こりゃ。
まとまって来ないので、そう大勢に思えなかったが、用意した100のほとんどが、この「パレード」の子供たちによって、ほとんどなくなってしまった。

いつもならこれからトリック・オア・トリートが始まると言う、日没時間にはほぼ出尽くして、あわてて追加を用意。
かなり余裕を持って用意しておいたお菓子は底をついた。(150人程)
パレード、いちいちドアを開けずに配れるので効果的。
だけど、やっぱり暗くなってから、子供たちが駆け寄ってくる足音と張り切って息を切らせながらピンポ~ンとやってくる醍醐味がない。
さて、9時半に「迎えに来て」コールが入った息子。
やっぱり、そんなに夢中にお菓子を貰いにまわったわけでもなく、戦利品はこんなもの。

お菓子をゲットするより、ハロウィンを口実にみんなで楽器演奏して歩き周るのを楽しんだ模様。
こっちの方が、パレードしてたようなものかもね。
そんなこんなで、嵐のようにハロウィンは過ぎていった。
余ったら自分で食べるはずのお菓子が、全く残らなかったのは淋しいけれど、ダイエットには好都合と思っておこう。
BGM「パレード」ナイアガラ・トライアングル
♪ごらんパレードが行くよ