マリン自転車 Pin | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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オースティンの有名人といえば、必ず上がるであろう名前が、ツールドフランス7連覇をとげたランス・アームストロング

ガンを克服し、ツールでの偉業をなしとげ、LIVESTRONGというガン撲滅チャリティー団体を立ち上げたランス。
その彼が、今日LIVESTRONG団体のトップの座を退くことになった。
同時に、NIKEを始め自転車のTREK、ヘルメットのGIROなど、スポンサー企業が撤退表明。

以前から、運動能力を高めるための禁止薬物ドーピングの噂があり、今年6月にUSADAに告発されたランスは、一貫してドーピングを否定してきた。
否定は続けるものの、8月には裁判で争うことはしないと表明。

USADAはランスがドーピングを行っていたとする証拠を綴った書類を先週公表。
その中には元チームメイト11名の証言が含まれている。元チームメイトは、自らの使用も認め処分を受け入れたわけだ。

そして今日のランスの団体トップを退く表明、スポンサー企業の撤退表明。

ランスがドーピングを認めたわけではない。
しかし、ずっとランスを支持してきたナイキでさえ、公表された資料を目にしドーピングはあったと判断。「裏切られた」という怒りすら漂うスポンサー撤退表明を出した。

ランスがドーピングを認めて謝ることはないであろうと言う人もいる。
その理由が、実にアメリカ的だなあと感じる。

もしランスが認めてしまうと、ウソと違反の上に成り立った実績によりスポンサーしてきた多額の助成金の返還を求める訴訟が企業側から出されるであろうと言うのだ。

訴訟社会のアメリカ、「自ら非を認めるのはまず避けるべし」がゴールデン・ルール。
日本人文化で育ってきた私も、つい、すぐにSORRYというのはやめるよう心がけてしまうようになった。メール一つ書くにも「あとでひねった解釈されて何かの証拠にされたりしないよね」等と、なにをするにもふと気をつかってしまう。

嫌だよねえ~、こんな訴訟社会。

例えばこんな、新聞記事で読んだ話。

ゴミ収集日に家の前に出すでかいゴミ箱。
ゴミ収集が終わったあと、お隣のゴミ箱が出たまままので移動させておいてあげたというAさん。
(親切心だったのか、ゴミ箱がAさん宅の出入りに邪魔だったのか・・・は思い出せない。)
Aさん、その移動途中でうっかりバランスを崩し、ゴミ箱内の滑り込むようなことになって怪我してしまったらしい。
そしてその後体調不良。その原因はケガした箇所がゴミ箱内のバイキンにやられたからだと、Aさんはゴミ箱を出しっぱなしにしていたお隣のBさんを訴えた。
訴えられたBさん、今度は逆に、勝手にゴミ箱を移動させたAさんを、他人の所有物を許可なく触ったということで訴えた。

なんだかなあ~

話をもどしてランス・アームストロング。
彼が裁判を争わない決定をしたとき、争わないのは「無言の肯定」と言われたりした。
「ドーピングしていない」は永遠の嘘なのか、はたまた・・・。


本日のピンズは、自転車メーカー「マリン」のピン。
東京の自転車ショップで見かけて、つい購入したものの、このメーカーについては良く知らない。


BGM「うそつきが好きよ」by中島みゆき