
必死にでもないけれど、ある程度「験を担ぐ」事はある私。
例えば中学生の頃、テストで良い点がとれた時に履いていた茶色のストライプの入った靴下は、最後の神頼み的に験を担いで、テスト日に良く着用した。
今日、サンドイッチを買いに寄った。
先週、地区ジャズバンドのオーディションで次の段階に進出を決めた息子の、今日はそのオーディション。
先週のオーディションの日、会場へ向かう車内で食べられるようにサンドイッチを買っていった。
そのサンドイッチ、昨年、息子がクリニック当日に繰り上げ当選でリージョンバンド入りが決まって「夕食を届けて下さい」と電話を受けた際にここの近くにいたのでピックアップしたサンドイッチと同じ物。
減を担いでその時と同じサンドイッチを用意し、良い結果が出せた先週。
それで今日もまた験担ぎ。
昨夜は興奮して眠れなかった息子。
今回も「早く演奏したい」と、ムズムズしている。
気持ち的には良いコンディションなのではないかと思える。
ただし、昨夜眠れずに、送っていく車内ではウトウトしていたのはどうかと思うけど・・。
オーディションが終わりピックアップした際、まず息子が言った。
「楽譜持ってくるの忘れてた。おかげで記憶に頼って演奏するしかなくて・・・。いや~持ち物はちゃんと出かける前にチェックしなきゃなと学んだよ。」
・・・・。
ああ、君ってまったく・・・
実は先週のオーディション日も、放課後すぐに会場に向かわねばいけない余裕のないスケジュールの中「メトロノーム忘れた」と言い出し、夫に急遽メトロノームを運搬してもらったのだ。
結構良い結果が出せるかもと期待していたが(今日の結果は1ヶ月程待たないと出ない)、記憶に頼っての演奏じゃ自分のベストすら出せなかったはず。
ああ、もう、まったく・・・
と、会場をあとにした直後に、突然の豪雨。
まるで私の気持ちを表すかのようだなどと思う余裕もなく、夜の暗い中の土砂降りで、視界ゼロ。
これでどうやって走れと?と思う私の隣のレーンを他の車は走り抜けていく。
怖い~。道がどう続いているのか、路上のレーンを分けるラインすら見えない。
かなりゆっくり走り、停止し、のそのそ走りを繰り返し、なんとか無事帰宅できた。
ああ、怖かった。
夜の豪雨の中の運転で、「君ってまったく・・・」な思いはすっかりどこかに消え去っていた。
これ、「空の上」のはからい?
本日のピンズは「本日のTシャツ」に戻って、雑誌「ダウンビート」の創刊70周年記念Tシャツ。
先週のオーディションに、このシャツを着て出かけた息子。
今日もこのシャツを着て出かけた。
本人が験担ぎとか願掛けとか考えたかは謎。
験を担ぐ私が、昨夜、このシャツをタンスの引き出しの一番上に置いておいたのだ。
無頓着に、ただ上にあるものをピックアップする可能性が高い息子が、これを選んで着るように。
(これ、誰かに教わった方法。夫がどんなに服を買っても古い同じのばかり着ると言ったら「ウチのもよ。だから着て欲しいものを1番前にかけておくのよ。何も考えずにそれを取るわよ。」と。)
ふふふ、自分で言おう。嫌だなあ、こんな母親・・・。
BGM「HOW MANYいい顔」郷ひろみ
♪うう、君って全く・・・