バンド・オブ・アメリカ Pin | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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学年末ということで、息子の学校バンドも年度末最後のコンサート。

12年生にとっては、高校生活最後のバンドコンサートとなる。
そんな最後のコンサートでは、今年度のオーディションで全テキサスオールスターバンドのメンバーに選ばれた12年生はソロ曲を発表する権利が与えられる。

今年、全テキサスに選ばれた12年生は2名。
かなり狭き門を見事通過し選ばれた名誉な2名だ。

息子の学校のバンドでは、4つのバンドが編成されており、コンサートでは各バンドが順次発表していくのだが、全テキサス受賞の2名のうち1名は第1バンドでソロ曲、もう1名は第2バンドでソロ曲を披露することになった。

(ちなみに余談ながら、この2名、どちらも母親が学区の中学校の音楽の先生。うち1名は父親がオースティン交響楽団の指揮者、という音楽なファミリー。)

息子の所属する第2バンドでは、トロンボーンでテキサス州1位になった12年生がソロ曲を披露するのだが、その曲の編成にはサクソフォンが全く含まれていない。
各バンドの発表は3曲ずつ。
3曲のうち1曲がサックス全くなしなので、出番が淋しい第2バンドのサックス奏者たちには、特別に、コンサート開始前にホールロビーで1曲演奏する機会が与えられた。



サックスだけの五重奏など見る機会は初めてだし、通常のステージでの発表では、息子はどこかに埋もれてしまって、演奏している姿が全然見えないので、ちょっと得した気分。

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本体のコンサートは、今までのコンサートではコンテスト用の曲の進捗状況を見るように同じ演目だ他のが、今回は違う曲目。

抜粋で1曲。


(やっぱり、息子の姿は全く見えない・・・)

第4バンドから始まり、第3、息子のいる第3、そして第1バンドの演奏も全て終わった。
これで終了~と思ったら・・・

「いつから始まったのか私にもはっきりしないのですが、この学年末コンサートの最後にはコレが伝統となっています。卒業生の方、生徒の親御さん・・・楽器を持って来られた方々はステージに加わってください。」
と、先生から呼びかけがあり、観客席からステージ上に上がっていく人々が。
ステージ上には、最後に演奏して残っていた第1バンドと、楽器の補充で加わった他バンドの生徒少々、それに観客席からの参加者たちが即席バンドを形成する。

そして、大学に戻って博士号を取得するため、今年度で学校を去る先生がこの合同で演奏する「星条旗よ永遠なれ」の指揮を託された。

知らなかった~、こんな伝統があるの。

と、ここまででも「なるほど」と思っていたのだけれど、演奏途中に、チューバの大きな姿が客席後方から動いてくるのが視界に入り何事かと思ったら、ステージ上の第1バンド以外の生徒たちが、後方のドアからゾロゾロとマーチングしてきて、会場通路にずらりと整列。
そして曲の最後は、ステージ上の卒業生等を含むバンドと、客席通路に整列した生徒たちが一緒に演奏。



こんな演出があるとは知らなかった私は、会場が一体化した演出に大感動。
生徒たちの緊張したコンサート演奏とは違い、みんなで音を合わせて楽しむという音楽の幸せ感が会場に満ちたようだった。
そしてこの学校での最後に指揮を終えた先生が、来年度学生になるテキサス大学のロングホーンのハンド・サインを掲げて、ものすごい良い笑顔。

コンサート前のサックス5重奏、初めて見るバンド伝統のセッション。
1年を締めくくるのになんともぴったりな、グランド・フィナーレだった。

本日のピンズは、今年度マーチング・シーズンを締めくくった最後のマーチングコンテスト「バンド・オブ・アメリカ」のピン。