テキサスの5月は、子供がいると忙しい月間。
学校の年度が5月で終了するのを前に、課外活動なども1年を締めくくる行事がバタバタとやってくる。
今日はその一つ、息子ラクロスの年度末バンケット。
イベントセンター会場を借りて、3チームの選手と親たち、参加者は200人を超えるにぎやかな会。

(これはまだ始まる前の様子)
各テーブルの上には、ラクロスな飾りつけ。

バーシティの1と2、そして息子の所属するJV、3つのチーム合同のパーティーで、コーチが選ぶ今年のMVP等が発表される。
特別な賞の受賞はない息子も、いわゆる参加賞的な表彰を受ける。
卒業式のように、一人づつ壇上で賞状を受け取るのだけれど、コーチが一人一人に1年間のプレーのコメントを述べる。
息子も「ディフェンスとしてゴール前をヘビのように動き回ってボディアタックの後も何でも無いようにニカっと笑っていた。グッドジョブ!」とかなんとかそんな趣旨のお言葉をいただいた。

今年は、1軍に当たるD1チームが23年ぶりに地区優勝し、テキサス全土でも注目されるチームにのし上がった。
さらに今までも全テキサス州オールスターに選ばれる選手はいたものの、今年初めて、全アメリカオールスターに選ばれた選手が、チームの歴史上初めて輩出された。
息子たちJVチームも地区では負けなし。
まさに祝賀会といえる、良いシーズンだった。

で、息子の表彰より(他の活動で練習欠席が多かったので参加賞すら怪しいとすら思っていたし・・)私がこれに出向いた最大の理由は、ここで上映される各チームのシーズン・ハイライトビデオのJVチームビデオを担当したから。
自分が作ったビデオがどういう風に上映され、どういう反応か気になる。
高校生の選手たちの目と親たちの目、なんせ200人以上の目に触れるわけだし。
(上の会場内写真で真ん中に写っているのが上映用スクリーン)
ビデオは、JVの私とD2チームの担当がそれぞれチームのビデオを作製し、D1担当の方に渡す。
D1担当の方が、それらをあわせて全体のビデオにまとめて完成作品となる。
そのD1担当の方というのが、コーチのお父様と聞いていたので、私と同じく趣味で編集する方かとおもいきや・・・
D1チームのビデオは映像効果を使って本格的な作り。
まあ、メインは1軍であるD1チームなので、私のJVビデオは、全体の中で目立ちすぎずショボすぎず、ちょうど良い立ち位置的な出来だったのではないかと、自画自賛。
3チームあわせた完成版は発売されたのだけれど、パッケージも本格的に作られている。
こんな作品の中に自分の作ったものも盛り込まれているのは光栄。

しかしビデオ編集、かなりな時間を費やした。
たった6分のビデオを作るのに。
というか、5~6分でまとめて、という指示にたいして、もとネタである録画した試合ビデオは15時間分くらい。
その中からハイライトシーンを選ぶだけではなく、全ての選手を少なくとも1回は登場させるのが必須条件。
派手な活躍ぶりな選手はともかく、地味なアシストに長けた選手などは目立たない。
え~い、じゃあ、思い切って全ての選手に6秒間スポットライトを割り振っちゃえ!で前半は個人、後半はまとめて・・ということにしたら、15時間から6分にするのに、1シーンがかなり短くなった細切れオブジェ状態。
音楽で言えば、歌詞の1小節あたりの言葉数がやたら多いラップ的な映像と解釈してもらえれば良い、かも?
もともと「ハイライトビデオはスピード感が大事だから、1シーンは7秒以内でないと・・・」とアドバイスをくれた息子のも「短すぎ」と言われた。
だって、素材がありすぎで、2時間映画も、ディレクターズカットの3時間映画でも作れそうな状態で、ついてんこ盛りになっちゃたのよ。
とりあえず、試合のスコア表示を見て拍手があがったり、無事にハイライト上映のお役目は終了。ほっ。
こうして今年のラクロス・シーズンも公式に幕を閉じた。
良いシーズンだった。

本日のピンズは「本日のTシャツ」に戻って、ラクロス用品も扱うメーカー「STX」のロゴTシャツ。
コレ↓は、私が仕上げ担当者に渡したオリジナルバージョン。
完成版との違いはBGM。もっとたくましいスポーツに合ったBGMがついている。
(私の手持ち曲はどうも暗いのが多く、合うものがないので変更をお願いした。)
(オリジナルはHD画質なのに、ここにアップすると画質が落ちる・・・)