
金曜日、年に一度イベントセンターで開かれるチャリティー・ガレージセールに出かけた。
このイベント、毎年出かけていて、ボランティアで働く方と毎年ここで再会するのが楽しみの一つとなっている。
このガレージセールは、人々から寄付された不用品を売りさばき、恵まれない環境の子供たちを助ける費用を作り出すもの。
会場にはさまざまな「誰かの不用品」が、「誰かの再利用」を待って所狭しと並べられる。
Tシャツマニアの私は、ここでTシャツの山を1枚1枚眺めるのも楽しみ。
多分、こんなのが楽しいのは私くらいかもしれない。
1枚1枚のシャツのプリントデザインや色などを見ながら、「これは良い出来」「これは絶望的」などと勝手に品評していったりする。
しかし、今年はどうもそんな気力がなかった。
後に夜になって体調を崩したので、もしかしたら朝から不調は始まっていたのかもしれない。
今年もお会いできたボランティアのAさんに「あれ?Tシャツ見ないの?」と声をかけられたように、Tシャツには触れず、コレクティブルやらスポーツ・グッズやら裁縫グッズ・・・といったコーナーを中心に見て、帰った。
そして、今日。
イベント最終日の今日は、半額セールになる。
気になるものもなかったけれど、やっぱりちょっと出かけてみた。
結局、金曜と今日とで購入したものは、コレクティブル売り場にあったピンズたちと、洋裁用の生地。
ビンテージのプリント生地がないものかと掘り起こしてみたのだけれど、ガラクタ市でそうそうそのようなものが出てくるはずもなく、まあ使えそうなものをピックアップ。

こんなもんかな~と、最後にTシャツの山を眺めながら、やっぱり今年はパスだな~思っていたら・・・
あれっ?
山の上に見覚えのあるシャツ。
あっ!
それは、息子が3年前の夏に、始めてラクロスの遠征チームの選抜に入って支給されたチームTシャツ。
息子の学校チームでその年に遠征チームに入ったのは息子だけで、「他の誰も持っていない」と自慢げに愛用していたものの、すぐにサイズが合わなくなり、「大きいサイズのどこかで手に入らないかな?探してくれない?」と言われていた、1番のお気に入りだったもの。

といっても、もともと選手に支給されたもので非売品。
過去2年、このガレージセール・イベントでこれを探してTシャツの山を掘り返してきた。
が、選手の誰かが「もういらないや」と寄付にまわし、その寄付先がこの団体でないと、このイベントにはたどり着かない。当然のごとく、見つかる確立は極めて小さく、無いといっても良いくらい。
それが、なんと、ふと見たTシャツの山の上に乗っかっている。
奇跡的!
見つかった・・・。
とはいえ、2年探して見つからずあきらめ、今となっては息子自身も興味はなくなっているかも。
欲しいときには出会えず、忘れた頃にひょっこり見つかる。
マーフィーの法則、かな。
本日のピンズは、このセールで入手したピンズに中から、オリンピック水泳の富士フィルムスポンサードもの。
88年ソウル五輪のときのもののようだ。
私の集めるピンズ・コレクションのカテゴリーの一つがオリンピック。
オリンピック物はとにかく数が多く、公式グッズとしても作られるけれども、このピンのような企業がスポンサーとして宣伝用に作ったものは基本非売品で、惹かれる。
BGM「全力少年」スキマスイッチ
♪ガラクタの中に 輝いていものがいっぱいあったろう